「段取り八分」という宮大工の棟梁の言葉を紹介し、現代のビジネスシーンにおいても段取りのうまい人が活躍している、と説いている本があります。
本日紹介するのは、昨日に続き、企業の人材育成支援や業務改善コンサルティングなどを行う株式会社ヒューマンデザインオーソリティ代表の吉山勇樹さんが書いた、こちらの書籍です。
吉山勇樹『アウトプットが10倍増える!スピード段取り術』(東洋経済新報社)
この本は、即できること、簡単にできることから実践することで、何もやらない時よりも一歩前進できるように書かれたダンドリ実践の書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「時間・スケジュール」を段取りする技術
2.「問題解決」を段取りする技術
3.「実行力・モチベーション」を段取りする技術
4.「プロジェクト」を段取りする技術
5.「コミュニケーション・人脈」を段取りする技術
6.段取りマスターの道具術
この本の冒頭で著者は、定着化に向けた4つのステップを次の通り紹介しています。
◆ 興味喚起: 本書の面白そうと思った内容をチェック
◆ 試行: 興味を持った内容を実践してみる
◆ 改善: 一工夫して自分にマッチするように修正
◆ 定着化: 改善したら実践・継続あるのみ
続いて、実際にすぐに試行・実践できる行動がテーマごとに書かれています。私が心に響き、直ちに取り入れたい項目は以下の通りです。
◆ 仕事は簡単かつ成果のあがるものから!
◆ 標準時間を持つ!
◆ 1日を10分刻みで考える!
◆ 全ての仕事に期限設定!
◆ 全体像を見据え、仕事のストーリーを描こう!
◆ ベストプラクティスに習おう!
◆ 「仕事のたな卸し」がスピード化のキモ!
◆ 図式化・数値化することで見えてくる!
◆ 共通認識なくして仕事はできない!
◆ 常に「夢中」でいること!
◆ 目的・意図を明確にする!
◆ 段取りのキモは作業範囲と期間!
◆ リソース配分が効率化のキモ!
◆ スケジュールはチャート化して可視化する!
◆ 仕事をユビキタス化!
この本の最後で著者は、「先読みして仕事を進めよう!」と述べています。一度段取りをすれば、それがデータや書類として残り、そのノウハウを活用することで、さらに仕事のスピードアップが見込める、というのがこの本の結論です。
あなたも本書を読んで、アウトプットが10倍増える「スピード段取り術」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!