弁護士として様々な企業に関わり、多くの優秀な企業人と接している立場から、極めて優秀な社員の方でも私生活に関わる単純な法律問題を解決できず、ストレスを抱えていることが多い事実を知り、その問題解決の方策について説明した本があります。
本日紹介するのは、弁護士で、桐蔭法科大学院長・教授の蒲俊郎さんが書いた、こちらの書籍です。
蒲俊郎『おとなの法律事件簿 家庭編 弁護士が教える生活トラブルの乗り越え方』(インプレスR&D)
この本は、相続、離婚、認知症対策、介護、安楽死、いじめ、転職、副業、民泊、ネット被害など、ビジネスパーソンの私生活の悩みやトラブルを法律面で解決するための書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.転職、起業に関わる諸問題
2.老親に関わる諸問題
3.子供に関わる諸問題
4.夫婦関係に関わる諸問題
5.身近な事件・事故に関わる諸問題
6.住宅に関わる諸問題
7.相続や自分の死に関わる諸問題
8.総合編
上記それぞれのジャンルごとに、数ケースずつが紹介されていて、全部で22のケースが扱われています。
それぞれのケースが、実際に著者が弁護士として相談を受けたもので、裁判所がどう判断したかという、いわゆる「判例」や、その他の類似事案についての裁判所判断(判決)も記されていて、かなり突っ込んだ解説がなされています。
私がとくに興味深く読んだケースを次に挙げておきます。
◆ 会社に内緒で副業を始めたいが、何か問題になる?
◆ 逮捕歴や懲戒処分歴、転職時に書かないと経歴詐称?
◆ 認知症の人が起こした事故における家族の責任とは
◆ 息子が同級生からいじめで大ケガ、法的手段は?
◆ 妻と離婚したら自分の退職金と年金はどうなる?
◆ 愛犬が他人に怪我をさせた・・・。飼い主の責任は?
◆ 賃貸マンションの退去時の補修費用、誰が負担?
◆ 縁の切れていた亡父の莫大な負債、支払うべき?
◆ 終活ブームの日本、尊厳死・安楽死の現状は?
◆ 2020年4月施行の民法改正、ポイントを教えて
それぞれのケースの詳細については、ここでは敢えて触れませんので、興味ある方はぜひ、この本を手に取ってお読みください。
かなり具体的で詳しく分かりやすい解説が読めてとても勉強になります。
あなたも本書を読んで、会社員として遭遇する可能性のある生活面でのトラブルに備えて、法律面での正確な知識をつけておきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を