「起業をすると心に決めた人が読めば効き目があります」と呼びかけている書があります。本日紹介するのは、公認会計士・税理士の金井正義さんが書いた、こちらの書です。
金井正義『遅くない!50歳からの起業で成功する法』(中径出版)
この本は冒頭で、「起業は方法論ではなく決意である」と述べています。起業の決意は、検討の結果として合理的に行われているものではなく、まず「決意」があって準備を始めた、という形が一般的だと言います。
日本の経済環境は大きく変化していて、起業する環境は整ってきました。実際に中高年で創業する人が増えている、と言います。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.成功のために勝負するかどうか、決断しよう
2.成功するためのアイディアを見つける
3.事業計画書を作成して、成功を明確なイメージにしよう
4.会社と個人-成功を実現する組織形態を選ぼう
5.成功を支える資金計画
6.自己実現を可能にする会社・事業の運営
7.決算について勉強しよう
8.ハッピーなリタイアをしよう、会社の将来を考えよう
上記の構成のうち、この本の中心は1番目の「起業の決断」および2番目の「起業のためのアイディア」にあります。とくに「決断」が重要だと繰り返し強調しています。
また、成功する社長の条件として、著者は以下の5つを挙げています。
1.志(こころざし)
2.専門的知識・技術
3.精神的な強さ
4.コミュニケーション能力
5.運(ラッキー)
さらに、21世紀の社長に求められる3つの能力を以下の通り挙げています。
1.全体像を分析し、構築できる能力
2.インターネット(パソコン)を活用できる能力
3.計数管理能力
そして成功する社長には資質として、向いている性格がある、とも著者は述べています。それは、積極的であり、好奇心があり、粘り強くやり抜く精神力などだ、ということです。
あなたも本書を読んで、決して遅過ぎることはない「50歳からの起業」にチャレンジしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を