「2000年代以降、日本の富裕層の傾向はどんどん変化してきています。」「親が裕福というわけでもなく、『ごく普通の人』から数年で富裕層になるタイプが、圧倒的に多くなっています。」と述べて、日本の新しい富裕層のタイプを分析・紹介している本があります。
本日紹介するのは、国際証券株式会社で個人・事業法人・財団法人等の資産運用コンサルティング業務を担当、その後、留学・旅行業界を経て、ビザ申請や海外生活設計のアドバイザー業務に携わって、現在は株式会社アエルワールドを設立して海外移住や長期滞在に関する相談実績が2万人を超える大森健史さんが書いた、こちらの書籍です。
大森健史『日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか』(朝日新書)
この本は、海外移住を希望する富裕層を長年見てきた著者が、この20数年で大きく変わった日本の富裕層、名付けて「シン富裕層」について解説している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.日本の「お金持ち」に変革が起きている!?
2.「シン富裕層」のリアル
3.富裕層になれる人、なれない人
4.新時代の資産形成術
5.なぜ富裕層は海外移住するのか
6.国別に見る海外移住のメリット・デメリット
この本の冒頭で著者は、「シン富裕層について知ることは、新しい時代の稼ぎ方がどういうものかを理解する一助になるでしょう。そうして、あなたがこれから資産をつくるための、大きなヒントとなることでしょう。」と述べています。
本書の前半では、「日本のお金持ちに変革が起きている!?」および「シン富裕層のリアル」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 現代の金持ちは一見「フツーの人」
◆「シン富裕層」の5タイプは、①ビジネスオーナー型、②資本投資型、③ネット情報ビジネス型、④暗号資産ドリーム型、⑤相続型
◆「自宅投資」でサラリーマンでも資産家
◆ フリーターから暗号資産で「億り人」へ
◆ インターネットが生んだ新たな情報ビジネス
この本の中盤では、「富裕層になれる人、なれない人」および「新時代の資産形成術」について、著者の経験・ノウハウを紹介・解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ シン富裕層の多くは「一個人」からスタート
◆ 決断がとんでもなく早い
◆ 暮らしぶりは、シンプルというより地味
◆ 資産はあるのに現金がない「億り人」
◆ 情報商材ビジネスが最強
◆ 投資には客観性と大胆さが必須
◆ 学歴、職歴、地アタマで人の本質を見抜く
◆「投資」という観点で、ものごとを客観的に見る
本書の後半では、「なぜ富裕層は海外移住するのか」および「国別に見る海外移住のメリット・デメリット」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 全世界課税かどうかが、海外移住先を選ぶ最大ポイント
◆ 次に相続税が大切
◆ 子どもの教育を第一に考えて移住
◆ 海外志向でも「日本は好き」
◆ 移住先として条件が厳しいアメリカ
◆ 人気のオーストラリア&カナダ
◆ 今おすすめのポルトガル
◆ 移住が過熱するドバイ
◆ 海外移住で大切な「家族の納得」
この本の締めくくりとして著者は、「思い込みから自由になって、挑戦を楽しんでみてください。」と述べています。
あなたも本書を読んで、「シン富裕層」の思考や行動を学び、新時代のリッチライフや稼ぎ方にチャレンジしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2926日目】