「慣れない投資にお金をつぎ込んで損をするよりも、年金や給付金など、公的なお金を最大限もらうだけで老後のお金の心配はなくなります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、年金をはじめとする「老後のお金」をテーマに情報発信を続ける社労士YouTuberで、専門性の高い内容ながらチャンネル登録者数は17万人を超え、200万回以上再生された動画もある社労士みなみさんが書いた、こちらの書籍です。
社労士みなみ『もらう×増やす×出費を減らす 年金最大化生活』(アスコム)
この本は、単にお金の不安をなくすだけでなく、人生を楽しみ、自分らしく生きるための方法である「年金最大化生活」を紹介・解説している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.年金だけじゃ生活できないって本当ですか?
2.リスクなしでお金を増やしたいのですがどうしたらいいですか
3.定年後も働いたほうがいいのでしょうか
4.病気や介護にかかるお金が心配です
5.生活費は抑えたいけど、貧しい暮らしは嫌です
6.実際にどれだけ増えるのか、ケース別にシミュレーションしました
この本の冒頭で著者は、「年金最大化生活」とは次の4つを実践することと説明しています。
◆ 申請すればもらえるお金をきちんともらう
◆ 申請すれば増やせるお金をきちんと増やす
◆ 気づかずに出ていくお金を減らす
◆ やりがいを持ってお金を増やす方法を見つける
本書の前半では、「年金だけじゃ生活できないって本当ですか?」ついて以下のポイントを説明しています。
◆ 投資をしなくても、老後の生活費は足りる
◆ 年金が減っていくことは避けられない
◆ 働くということは、収入を増やすだけでなく、出ていくお金をやらすうえでも重要
◆ 何歳になっても自分のペースで収入が得られるのがフリーランスの強み
この本の中盤では、「リスクなしでお金を増やしたいのですがどうしたらいいですか」および「定年後も働いたほうがいいのでしょうか」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 年金は国民年金、厚生年金の片方繰り下げもできる
◆ 加給年金40万円(年間)、振替加算は申請しないともらえない
◆ 65歳以降も在職定時改定や経過的加算で年金を増やすことができる
◆ 経済的ダメージが大きいのは、平均的な数字では夫が亡くなった時
◆ 亡くなるまで受け取れる終身年金となるのが、国民年金基金の魅力
◆ 定年後も働いた方がいい5つの理由:①収入が増える、②健康保険料を減らせる
◆ ③健康になれる、④元気とやりがいを見つけられる、⑤ちょっとした収入の差で生活が変わる
◆ 働かなくなって活動量が減り、社会との接点が少なくなると、一気に老化が進む
本書の後半では、「病気や介護にかかるお金が心配です」「生活費は抑えたいけど、貧しい暮らしは嫌です」および「実際にどれだけ増えるのか、ケース別にシミュレーションしました」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 施設や病院より、自宅で介護するほうが安い
◆ 高齢になれば、自然と支出は減っていく(65歳以降は50代の6割に)
◆ 気づかないうちに払っている固定費=「ゴースト経費」を見直す
◆ 生命保険や医療保険は解約してもいい
◆ 高齢者にはいろいろな割引がある
◆ 60歳からでも1000万円貯金できる
◆ 65歳から70歳まで働く
◆ 専業主婦の国民年金を満額に近づけよう
◆ 自営業者・フリーランスこそ繰り下げ受給のメリットを生かせる
この本の締めくくりとして著者は、「お勧めは、厚生年金を65歳から受給しながら月20万円で働き、国民年金の部分を70歳まで繰り下げることです。」と述べています。
あなも本書を読んで、「年金最大化生活」を学び、実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3484日目】