「本を読む人と読まない人に、くっきり分かれる、中間はない。」と断言する書があります。本日紹介するのは、数多くのビジネス書を上梓している中谷彰宏さんが書いた、こちらの新刊書です。
中谷彰宏『なぜランチタイムに本を読む人は、成功するのか。』(PHP研究所)
この本は、次の3人のために書かれました。
1.本を読む時間とお金がない人
2.本の選び方がわからない人
3.本を読んで成功したい人
私は上記の3番目の人に当たりますが、この3人のどれかに当てはまる人はぜひ、本書を読むことをお薦めします。
本書は以下の6部構成に分かれて、全部で64の「人生が変わる読書術」を説明しています。
1.本を読むから、成功する
2.本が、チャンスを連れてくる
3.読書は、新しい価値観に出会う旅
4.いい本を読むと、姿勢がよくなる
5.読書で、ポジティブになる
6.本を読んだら、元気が出ていた
本書の冒頭には、よく出てくる「本を読む時間がない」という人に向けたメッセージが記されています。
「読む時間がないのではない、読むのに時間をかけているのがよくない」と著者の中谷さんは言います。私の感覚と全く同じです。
そして、「読んだ量が増えると、読む時間は速くなる」とも述べています。「多読」をすれば自然と「速読」になる、ということで、私の経験では、読書量が1,000冊を超えたあたりが転換期ではないかと思います。
どんな人でも、読んだ本が1,000冊に達する頃には、間違いなく「読む速度」は速くなっているはずです。これは、『1000冊読む読書術』を著している轡田隆史さんなど、多くの読書家が述べています。
その他、本書で述べている「人生が変わる読書術」の中で、とくに私が共感するものを以下に紹介します。
◆ ランチに本を持っていこう
◆ 読書と実践を連動させよう
◆ 「最後まで読んだ人」は、「途中まで読んで実行した人」に負ける
◆ 本を読む人の友達は、本を読む人だ
◆ 読書は、ひとり旅だ
◆ 情報より、価値観に価値がある
◆ 読書しないと新しいものを作れない
◆ 読書で、素早く、最適な言葉と行動が選べる
◆ ボキャブラリーが増えると、ポジティブになる
◆ 短い情報から本に進化することで、思考の持久力がつく
◆ 本を読むと、頭が高速で回転し始める
◆ 直感で選ぶのが、正しい
◆ 文字よりも行間を読む
◆ 新聞好きは、本好きになる
◆ 読書は、冒険だ
本書でとくに強調しているのは、「読書をしないと思考力が低下する」ということです。「思考力」とは、立ち止まって考えることで、情報化社会になればなるほど、本を読む意味は重要になる、と著者は言います。
本書では、「読書で思考力を鍛えないと、デジタル認知症になる」とまで述べて警鐘を鳴らしています。電車の中でスマホをいじる人が大半になっており、今は電車の中で読書をする人は圧倒的な少数派です。
しかしだからこそ、読書で思考力を鍛えた人は、他の人と大きな差をつけることになるでしょう。
そして著者の中谷さんの結論は、「成功する人は考え続けることのできる人」で、読書によって「思考の持久力」をつけることが最も大切だ、ということです。
あなたも本書を読んで、本を読む習慣を身につけて、本を読まない人とはまったく別の人生に変えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を