あがいて、もがいて、遠回りしてわかった、「人生に正解なんてない!」と主張している本があります。
本日紹介するのは、社会派ブロガーちきりんさんと世界一プロゲーマーの梅原大吾さんが、「いい人生とは何か」について本音で語り合ったものを纏めた、こちらの新刊新書です。
ちきりん・梅原大吾『悩みどころと逃げどころ』(小学館新書)
この本は、ちきりんさんと梅原大吾さんという、居場所も考え方も全く違う対照的なふたりが、生き方をめぐって語り合った白熱対談を収録した書です。
対談は足かけ4年、計100時間にもわたるもので、「学校教育について」の対談から始まり、「いい人生とは何か」、「それはどうやったら手に入るのか」という生き方論にまで発展しています。
17歳で世界のトップに立ちながら、自分の生きていく道は本当にゲームでいいのかと悩み、あがいてもがいて自らの居場所を見つけたプロゲーマー・梅原大吾さん。
一方、「いい学校からいい会社」という学校エリートの道を歩みながら、乗っていた大きな船を降り、回り道して「いい人生」に辿り着いた社会派ブロガー・ちきりんさん。
学校教育に関する捉え方も、生き方に対する考え方も、全く違うアプローチながらも共通する哲学があって、なかなかに読み応えのある対談です。
本書は以下の9部構成から成っています。
1.学歴
2.競争
3.目的
4.評価
5.人生
6.職業
7.挫折
8.収入
9.未来
それぞれのテーマについて、ふたりとも自らの経験やバックグラウンドから、はっきりした見解、考え方を持っています。
それ絶妙に絡み合って議論が深まり、読者の共感を得たり、反発を感じたり、とにかく飽きさせない内容です。
本書の巻末には、この本(つまり対談)が実現した経緯が書かれていて興味深いです。もともとは、梅原大吾さんが書いた、ゲーム関連書以外で初めて書いた著書『勝ち続ける意志力』(小学館新書)を、ちきりんさんの人気ブログ「Chikilin の日記」で採り上げ推薦したのがキッカケです。
また、ちきりんさんの著書はどれも面白く、私はすべて読んでいるので以下に紹介しておきます。
「人生に正解なんでない!」と言い切る二人の対談を読んで、あなたも「生き方」について改めて考えてみませんか。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を