「特段、何かに秀でているようには見えないけれど、なぜか成功がついてくる、という人はいないでしょうか?」と問いかけてる本があります。
本日紹介するのは、経済キャスターで、Forbes JAPAN 副編集長兼WEB編集長の谷本有香さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
谷本有香『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』(SBクリテイティブ)
この本は、これまで国内外の3,000人のトップリーダーや超一流のVIPに取材をして、彼らに「なぜ成功したのか」を必ず聞いてきた著者の谷本有香さんが見つけた、成功者の共通点をまとめたものです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.働きかけないから人が動く超一流の仕事力
2.流れにまかせて運と成功を引き寄せるリーダーの法則
3.一瞬で心を開く超一流のリーダーの話し方
4.一流の人の心をつかむ “ 谷本流 ” 会話の技術
5.自分に戻る習慣を持つ
この本では、以下のような違いがなぜ、出てくるのかを、3,000人のトップに会ってわかった「成功を引き寄せる習慣」から分析して提示しています。
◆ 「頑張っているのに、人がついてきてくれない人」と「特に何もしていないのに、人がついてきてくれる人」
◆ 「いつも周囲の人を味方にできる人」と「いつでも孤軍奮闘な人」
◆ 「そこそこの成功で終わる人」と「飛び抜けて成功する人」
著者は、経済キャスターとして、リーダーに会って取材をし、メディアを通して多くの人に、その考え・アイデアやプラン・人柄などを伝えたり、ジャーナリストの視点で意見をしながら情報を深めたりする役割を担ってきました。
また一方で、谷本さんは、仕事や職業を越えて個人的にも「リーダー研究」をライフワークにしている、と本書で述べています。
本書ではまず、長文の「はじめに」として、「トップ3000人に会ってわかったこと」という全体観が述べられて、以下のような結論が紹介されています。
◆ 本当に大きな成功を呼び寄せるリーダーは「自然体」
◆ 成功者は、思い描くビジョンを言語化し、わかりやすい言葉で人に伝える
◆ リーダーには、その人の「言葉」が真実かどうか、「信用」が最も大切
◆ 「信用があるかどうか」、つまり「ピュアな心をもっているのか」がリーダーとして成功する最終的な判断材料
◆ リーダーには、目の前の人をファンにさせてしまうナチュラルな「その人らしい」魅力が大切
◆ 利己的な欲求である「小欲」から、他人・社会・日本・世界を視野にした「大欲」へ拡げるのが真のリーダー
この本の中には、著者が取材した、ハワード・シュルツ(スターバックス元CEO)、ジム・ロジャーズ(世界的な投資家)、永守重雄(日本電産社長)など、多くの経営者やVIPと実際に交わした会話のエピソードが盛り込まれていて、興味深く読めます。
私自身も、いろいろな業界でビジネスマンとして仕事をした後、1年3ヶ月前にフリーになって活動する中で、本書のメッセージがいくつも心に響きました。
そのうちとくに印象的だったメッセージを以下に紹介します。
◆ 大きなホラを何度も、情熱を持って吹くリーダーに、人はついていく
◆ 自分のダメな部分は積極的に出す
◆ 調子がいいときこそ、陰のバランスを取る
◆ 人生で勝ち続ける人はいない
◆ 空気を動かす勇気を持つ
◆ 1回目に会ったときから3回目に会ったときのように話をする
◆ 感謝の心はすべてのベースだ
◆ 私憤(個人的に憤った経験)やコンプレックスは大事な原点
◆ 自然に触れて、あるべき姿を感じる
◆ 死を意識すると、自分のミッションが見つかる
あなたも、「自然体が最高の武器になる」と提唱する本書を読んで、「何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣」を学んでみませんか。
そこそこの成功ではなく、「飛び抜けた成功」をめざす志の高いビジネスパーソンには、心からお薦めしたい一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を