書評ブログ

『ムズムズ仕事術』

「ムズムズさせることができれば、相手を自発的に動かすことができます。動かすことができるというより、動き出してしまうと言ったほうがいいでしょう。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、東京都台東区出身、埼玉県越谷育ち、文化服装学院服装学科卒、アパレル勤務の頃、ストレスから摂食障害を発症、心理学を学び、お客さまをムズムズさせることで新規開拓数No.1になり、2004年に法人化して有限会社Bonvoyage 代表取締役、一般社団法人ジャパングリッドリレーションアカデミー代表理事、米国NLP協会認定マスタープラクティショナー市川浩子さんが書いた、こちらの書籍です。

 

市川浩子『相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」 と思わせる ムズムズ仕事術』(あさ出版)

 

この本は、「ムズムズ」の法則、そして、人をムズムズさせる手順を、様々なビジネスシーンで使える形で紹介している書です。

 

 

本書は以下の5部構成からなっています。

 

1.「ムズムズ」とは、相手をその気にさせること

2.相手をムズムズさせる基本原則10

3.会議・プレゼンでムズムズさせる

4.部下指導でムズムズさせる

5.SNS、サイトなど書き言葉でムズムズさせる

 

この本の冒頭で著者は、「あなたが人をムズムズさせ、『やりたい』と思わせることができたなら、756倍の効果も夢ではありません。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「ムズムズとは、相手をその気にさせることについて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 相手が動きたくなる理由をつくる

◆ 使命感でも人は動く

◆「わかってくれる人」を、人は信頼する

◆ 真の動機を見つけられたら、相手は自然とムズムズする

 

 

この本の中盤では、「相手をムズムズさせる基本原則10および「会議・プレゼンでムズムズさせる」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 相手が好きなことから話し始める

◆ チラ見せしてあげるとムズムズする

◆ 見方を変え価値観が変わるとムズムズする

◆ ①自分の視点、②相手の視点、③全体の視点の3つの視点で伝える

 

◆ PREP法を使って「台本」をつくる

◆ 自己紹介で相手の興味をひく

◆ 真の問題・課題を浮き彫りにする

◆ 理想の未来にエスコートする

 

 

本書の後半では、「部下指導でムズムズさせる」および「SNS、サイトなど書き言葉でムズムズさせる」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆「正しい」ではなく「楽しい」で人は動く

◆ 部下を信頼し、任せる覚悟を持つ

◆ 教えようとせず、伴走者になる

◆ 誰の言葉なら響くのかを吟味する

 

◆ SNSは消費者心理を理解して発信する

◆ 理屈より感情に訴える

◆「画像」でムズムズを演出する

◆ 得より損を伝える

 

この本の締めくくりとして著者は、「お客さまの心理を把握しない限り、お客さまを心底喜ばせられない」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」と思わせる「ムズムズ仕事術」を学び、仕事も人間関係も楽しく良好なものにしていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3248目】