「税金をゼロにすることは、決して夢ではない。」「確定申告は“攻め”の節税ツールだ。」と明快に断言している本があります。
本日紹介するのは、現役サラリーマンとして実践しながら、税務・会計のリアルを伝える執筆活動でも注目されている只野範男さんが書いた、こちらの書籍です。
只野範男『完全版 無税入門 文庫版』(飛鳥新社)
この本は、「副業の赤字を活かして、合法的に無税になる方法」を、サラリーマンでも実践可能な形で具体的に解説した書です。
本書は以下の11部構成から成っています。
1.時は移り、機は熟した
2.旧『無税入門』出版後、どうなった?
3.激震!東京地検特捜部が出動
4.「節税」は必ず儲かる投資術
5.「無税の人」になるノウハウ
6.雑所得と事業所得の分類学
7.「無税の人」になる手順
8.「無税の人」の前に立つ3つの壁
9.「無税の人」成功実例集
10.サルでもできる超ラク確定申告
11.グレーゾーンの歩き方
この本の冒頭で著者は、「税制を理解すれば、サラリーマンでも税金を合法的にゼロにできる」と述べています。
本書の前半では、「副業の赤字」と「所得税・住民税の還付」を組み合わせた以下の方法を紹介しています。
◆ 副業で生じた赤字を給与所得と損益通算できる
◆ 雑所得よりも事業所得として認められるかがカギ
◆ 帳簿付けや収支計算が“事業性”を裏付ける証拠となる
◆ 年間20万円以内の副業でも申告すれば節税できる可能性
◆ 税務署とのやりとりは、知識がある方が有利に働く
この本の中盤では、「確定申告による節税術」と「税務署に否認されないポイント」を詳しく解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 損益通算には、“継続性”“収益性”などの条件がある
◆ 副業を事業所得にするためには“事業の意思”の証明が重要
◆ 青色申告を使えば最大65万円の控除が可能
◆ 節税と脱税の境界線はグレーだが、合法的に攻める余地は大きい
◆ 実例から学べる「無税達成者」の共通点
本書の後半では、「実際の申告書の記入方法」「おすすめ会計ソフト」「副業の選び方」など実務面でのアドバイスも網羅されています。
◆ 副業の種類によっては経費が認められやすい
◆ 家賃や通信費も按分次第で経費計上可能
◆ 書籍・取材・研修費も“収入目的”が明確なら経費となる
◆ 初心者はまずは雑所得として記帳→徐々に事業所得化を目指す
この本の締めくくりとして著者は、「ルールを知り、正しく使えば、税金は減らせる」「知っている者だけが得をする」と述べています。
あなたも本書を読んで、“サラリーマンでも無税”という逆転の発想で、自分の人生をより自由に設計してみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3717日目】