「フォロワー数=影響力」という “思い込み” から、私たちはどれだけ縛られてきたのでしょうか。5万フォロワーでも不幸な人がいる一方、500フォロワーで夢が叶う人もいる——そんな事実を突きつけ、“フォロワー至上主義” を手放すための本があります。
本日紹介するのは、入学倍率7.5倍の人気インフルエンサー養成スクール「TOKYOインフルエンサーアカデミー」を5年半にわたり主宰し、卒業生総フォロワー数302万人を育て上げ、外務省の訪日外国人向けInstagram講座、東京五輪に向けた福島観光開発コンサル、地方創生SNS講座など幅広い領域で活躍、Mrs.Asia International2018日本代表、カンヌ国際映画祭2023レッドカーペットを歩くなど、自身も “発信力で夢を叶える” 体現者であり、元・救急ヘリに乗っていた女医という異色の経歴も持つ中島侑子さんが書いた、こちらの書籍です。
中島侑子『ミニマルインフルエンサー主義: 夢を叶えるのにフォロワー数は関係ない。』(Gakken)
この本は、「フォロワー数はただの数字」——SNS時代の思い込みを手放し、“少ないフォロワーでも夢を叶える方法” を体系化した、日本初の「ミニマルインフルエンサー戦略」の決定版です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.夢をどう設計するか
2.なぜフォロワーが少なくても夢が叶うのか?
3.今のままでもファンにモテる「唯一無二のポジション」発見術!
4.発信を楽しみながら「熱狂的ファン」を作るアカウント設計
5.理想のお客様だけを引き寄せる、都合のいいプロフィール設計
6.「あの人のストーリーズ素敵!」を確約するストーリーズ集客の新セオリー
7.SNSをどう運営するか
本書の前半では、まず “夢の設計” がすべての起点であることが語られます。フォロワー数を追いかけるのではなく、「何を叶えたいか」から逆算するという、インフルエンサー論の本質が示されます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 叶えたい夢を先に定義し、フォロワー数は “目的ではなく手段”
◆ 数より質。フォロワーは「仲間」であり「資産」
◆ フォロワーが少ないほうが、夢実現率が高いという逆説
◆ “売上につながらない悩み”は、フォロワー数の問題ではない
◆ SNS運用に疲弊するのは「夢の設計」が曖昧だから
この本の中盤では、“唯一無二のポジション形成” と、“熱狂的ファン” づくりに必要なアカウント設計が具体的に語られます。インフルエンスの本質を突く内容です。主なポイントは次の通り。
◆ あなたの“普通”が誰かの“特別”になる
◆ 自分の背景・経験・価値観を「ポジション化」する
◆ 発信は「盛る」よりも「削る」ことで魅力が立ち上がる
◆ 楽しむ姿が一番のブランディングである
◆ ストーリーズは“世界観の可視化ツール”である
本書の後半では、ストーリーズ集客、プロフィール設計、SNSの運営戦略といった “実務的な技術” が実践的にまとめられています。とくに、フォロワー500人でも仕事や出版につながる理由が具体的に理解できます。主なポイントは以下の通りです。
◆ プロフィールは「理想のお客様だけが反応する」ように作る
◆ ストーリーズは“ファンの温度”を上げる最強ツール
◆ フォロワーを“広げる”より“深める”ほうが売上は安定
◆ ミニマル運用だからこそ、SNSを楽しみ続けられる
◆ 発信は「続けられる仕組み化」がすべて
フォロワー至上主義の時代は終わりました。これからは、フォロワー数より“フォロワーの密度”。広く浅くではなく、「少なく深く」つながることが、夢を現実に変えます。
SNS時代に疲れたすべての人を救い、もう一度、発信の楽しさを取り戻してくれる一冊として、強くお薦めします。
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