「目に見えない “ 時間 ” というものをどう扱うのか、それがあなたという人間の価値をきめていく」と提唱している書があります。
本日紹介するのは、渋谷でメンタルルームを経営するメンタルトレーナー久瑠あさ美さんが書いた、こちらの書です。
久瑠あさ美『メンタルトレーナーが教える未来を動かす時間術』（秀和システム）
この本は、「過去の自分を断ち切ることができるようになれば、あなたの可能性は無限に拡がります」、「過去にできなかったことや、今できていないことはあなたの未来とは無縁だからです」と提唱しています。
そして、この一冊を通して、人生に変革を起こしてくれる、とっておきの「心の業」をたっぷりお伝えします、と著者は言います。
続いて次のメッセージが記されます。
「あなたの人生において変えていけるのは、未来だけです。その未来からやってくる時間を、あなたがどうマネジメントするか、そこにつきるのです。」
人は誰でも魔法のような力を持っていて、それこそが人間の潜在能力です。そしてその力を引き出すために、以下の３つの「心の業（わざ）」が紹介されています。
１．自意識に麻酔をかける業
２．未来記憶を創る業
３．未来をキャッチする業
この３つの業をマスターすることで、あなたの潜在能力はぐんぐん引き出されていきます。
本書は以下の６部構成から成っています。
１．未来はあなたの意志で変えられる
２．自意識に麻酔をかける業
３．未来の記憶を創り出す業
４．未来をキャッチする業
５．７２時間のメソッド
６．あなたの人生は時間でできている
本書の後半では、「時間の流れを逆流させる」イメージトレーニングについて、述べられています。
時間の流れを、未来⇒現在⇒過去 という具合に、反対にすることがポイントです。「時間は未来から流れてくる」と意識することが大切です。
著者の久瑠さんは、「１年先をマネージメントできれば、１年後は劇的に変わる」と言います。そのためにまずは、１日２４時間というフレームではなく、「７２時間（＝３日）のフレーム」として考える「７２時間のメソッド」を提案しています。
「７２時間のフレーム」で考えれば、「いま」に在りながら未来に意識を向けることで、あなたの心の中に「３日あればやれそうだ」という漠然とした自信が生まれてくるのを感じられる、と久瑠さんは言います。
例えば、仕事が立て込んでいるときに、どうしても会いたい人のアポがはいったとします。普段のあなたは仕事を優先してアポを諦めるところですが、「７２時間のメソッド」を取り入れると、「両方ともやる」という選択が楽々とできるようになります。
「今日、明日と集中して仕事を片付けてしまい、３日目は定時できっちり帰ろう」というように、時間のフレームが２４時間から７２時間に拡がる分、選択肢が増えるのです。
そして、「７２時間ならできる」を積み重ねることによって、「未来を先回りしてキャッチできる」ようになり、１年先に何かができる、１０年先に何かができる、という人生に変化していきます。
あなたも本書を読んで、未来から時間が流れてくる意識を持って人生を好転させませんか。
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では、今日もハッピーな１日を
