ビジネス数学という独自のアプローチで、数字をうまく使いこなし、物事を定量的に説明できる人材の育成をするために書かれた本があります。
本日紹介するのは、日本大学大学院総合基礎科学研究科修了、理学修士(数学)で、予備校講師、外資系企業の管理職を経て、現在はビジネス数学教育者、作家の深沢真太郎さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
深沢真太郎『数学女子智香が教える <マンガ> 仕事で数字を使うって、こういうことです。』(日本実業出版社)
この本は、ビジネスストーリーの書籍『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』のシリーズで、原作から6年の時を経てマンガ化された書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「いい感じで」から卒業するために
2.数値分析の基本は「分ける」こと
3.その値引きに「ロジック」はありますか?
4.数学的な手法で「仮説」を立ててみる
5.数学的モデルで「売れる数」を予測する
6.教えたこと、教えられたこと
この本の冒頭で著者は、数字をうまく武器にして仕事を進めている人は、次の4つの行為が上手な人だ、と結論を述べています。
◆ 数字を “ 分ける ” こと
◆ 損益構造を把握できること
◆ 数学的に仮説を立てること
◆ 数学的に予測すること
続いて、具体的な数字の使い方についてストーリーの中で、以下のことを伝えています。
◆ 掛け算で分ける(分解)
◆ 足し算で分ける(分類)
◆ 数字を読んで改善する
◆ 固定費、変動費、価格を数字で明らかにする
◆ 割引計画は複数のケースを用意する
◆ ケースごとに損益分岐点を把握する
◆「数字⇒仮説⇒実行⇒検証」で1つの仕事
◆ 思い込みではなく、相関関係と相関係数で仮説を立てる
◆ 数学的モデルで「売れる数」を予測する
この本のストーリーの主人公の二人、柴崎智香と木村斗真が語った、以下のそれぞれの言葉が、お互いに心に響き、仕事のやり方や人生を変えるきっかけになっています。
「数字で語れないものを提供するためには、数字で語らなければならない。」
「女性のライフスタイルに彩りを加えるのが俺たちの仕事だ。」
そういう意味で、主人公ふたりの出会いは、それぞれの人生を変える運命的な「出会い」になりました。ビジネス書との「出会い」もそういうものかも知れません。
あなたも本書を読んで、「仕事で数字を使う」ことの大切さと出会ってみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!