グーグルが心のトレーニングとして研修に採り入れているマインドフルネスをマンガで分かりやすく説明している本があります。
本日紹介するのは、ビジネスコンサルタント、コンテンツプロデューサーとして活動する方喰正彰さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
方喰正彰『マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命』(サンガ)
この本は、グーグル社内で開発された「Search Inside Yourself(=SIY)」と呼ばれるマインドフルネスのプログラムを、スムーズに理解してもらうために、日本でSIYの普及に努めている人たちを主人公に設定した物語形式で、マインドフルネスをマンガで解説した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「グーグルのマインドフルネス」とは何か?-最新の脳科学に基づくリーダーシップ開発プログラム
2.怒りをコントロールする-アンガーマネジメント
3.書くことによって自己発見する-ジャーナリング
4.共感を高めて関係性を改善する-「ジャストライクミー」の瞑想
5.思いやりの心で問題を解決する-思いやりの瞑想
6.マインドフルネスのこれから-社会や組織を豊かに変える力
マインドフルネスの大切な特徴の一つは、「今の瞬間」に意識を向けることです。そうすることによって、次のようないいことがあると、実践者は言います。
◆ ストレスが軽減され、仕事の生産性が上がる
◆ 感情のコントロールができるようになり、感情的な判断ミスをしなくなる
◆ 思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上する
◆ アイデアが湧く脳になり、創造力が高まる
こうした効果は、科学と瞑想の融合によって、科学的に検証されてきました。すなわち、脳科学者であり瞑想実践者でもある人々の増加です。
瞑想と脳の関連性について、f MRI を使って研究した代表的な研究者が、アメリカのサラ・ラザール博士です。脳の中で「海馬」が果たしている役割が大きく、うつ病やPTSD、認知症にも「海馬」は深く関わっています。
詳しい解説は省きますが、マインドフルネスを実践すれば、薬を使わなくても「海馬」を元気にできることがわかったのです。
この本では続いて、怒りをコントロールするアンガーマネジメントや、「自己認識力」を高めるジャーナリング(書く瞑想)などについて解説しています。いずれも、マインドフルネス瞑想によって得られる技術です。
また、「ジャストライクミー」と言うワークで、共感という心の習慣をつけることや、思いやりの瞑想でビジネスを成功に導く原理について説明があります。
最後に、今後のマインドフルネスについて、子どもの教育や高齢社会における終末期医療への応用などが紹介されています。
あなたも本書を読んで、グーグルのマインドフルネスを学び実践して、「今の瞬間」に意識を向けることによって、ストレスが消え、アイデアが湧く脳になり、人間関係がうまくいくようになることを実感してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を