書評ブログ

『マンガでわかる 私ってADHD脳!?』

ストーリーを追うだけで、発達障害のひとつ「ADHD」の特徴と対処法がマルゴト分かるマンガ本があります。

 

 

本日紹介するのは、精神科医医学博士司馬理英子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

司馬理英子『仕事&生活の「困った!」がなくなる マンガでわかる私ってADHD脳!?』(大和出版)

 

 

この本は、片づけられない、遅刻、忘れ物、先延ばし、気が散る、ミスをする、など、脳のクセである「ADHD脳」について、専門の精神科医が教える「37のコツ」を記したものです。

 

 

本書は、雑誌編集者里子(28歳)ストーリーを追うことにより、「ADHD脳」の特徴や、その対処法が分かる書籍で、以下の5部構成から成っています。

 

 

1.「ADHD脳」って何?-ダメな自分が許せない

 

2.仕事の「困った!」をなんとかしたい-小さな「できた!」を集める

 

3.片づけの「困った!」をなんとかしたい-大掃除大作戦

 

4.感情・体調の「困った!」をなんとかしたい-「フォロ友」登場

 

5.「ADHD脳」と仲良くしながらラクになる!-でこぼこのままでいい

 

 

この本で採り上げているADHDとは、発達障害のひとつで、注意欠如・多動性障害のことです。そして、ADHD傾向にある方を本書では、「ADHD脳」と呼んでいます。

 

 

本書で言う「ADHD脳」には、以下のような特徴があります。

 

 

◆ 不注意(注意力や集中力を持続できない)

 

◆ 多動性(落ち着きがない)

 

◆ 衝動性(思いついたことをすぐやる)

 

 

これらの特徴は、主として「前頭前野」と「側坐核」に原因がある、と言われています。

 

 

そうした中で、本書のストーリーにある通り、自分の「脳のクセ」を知り、そして自分の行動パターンを掴んで、様々な工夫ををしましょう、と呼び掛けています。

 

 

本書ではさらに、仕事で困ったこと片づけなどの作業や、「フォロ友」(=自分をフォローしてれる友人)について述べられています。

 

 

具体的には、「コツメモ」と呼ぶ、「ADHD脳」とつき合っていくための「37のコツ」を、ストーリーの中で紹介しながら解説しています。主なコツは次の通りです。

 

 

◆ ざっくり5分だけやってみる

 

◆ 全体のデッサンを描く

 

◆ 1時間ルールでひと息入れる

 

◆ 自分ミーティングを1日3回開く

 

◆ 仕事に句点を打つ

 

 

◆ 朝の時間はルーティン化する

 

◆ 到着時間を15分前に設定する

 

◆ 片づけが苦手だと把握する

 

◆ ゴミ捨てはざっくり

 

◆ モノの住所を決める

 

 

◆ 洋服は6セットあればいい

 

◆ 友達をはげます言葉で自分をはげます

 

◆ 心の中にフォロ友(フォローしてくれる友達)をもつ

 

◆ 睡眠は最良の薬

 

◆ 結果ではなくプロセスを見る

 

 

あなたも本書を読んで、「ADHD脳」を克服する「37のコツ」を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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