書評ブログ

『リーダーの一流、二流、三流』

「圧倒的な成績を挙げている一流のリーダーには、共通している行動・習慣・思考がありました。」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、コミュニケーションデザイナー人財育成コンサルタント上司向けコーチとして活躍する吉田幸弘さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

吉田幸弘『リーダーの一流、二流、三流』(明日香出版社)

 

 

この本は、部下を育てて優秀なチームを作りたいすべてのリーダーに捧げる一冊で、メンバーのモチベーションUP法、時間管理、会議の進め方など、「悩みの多いリーダーを成功に導く48のメソッド」を紹介しています。

 

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

 

1.一流の「心得・考え方」とは?

 

2.一流の「時間術」とは?

 

3.一流の「仕事の進め方」とは?

 

4.一流の「上司とのコミュニケーション」とは?

 

 

5.一流の「会議・ミーティング」とは?

 

6.一流の「部下育成」とは?

 

7.一流の「部下とのコミュニケーション」とは?

 

8.一流の「チームづくり」とは?

 

 

本書の冒頭で著者は、「リーダーになった途端、混乱をきたして、割に合わない仕事だと愚痴をこぼす人」がいる一方、「リーダーになっても順調に仕事をして、より活気あふれる人」がいる、と述べています。

 

 

その違いは、「リーダーの役割を知っているかどうか」だと、著者は指摘しています。

 

 

この本では、著者の吉田さんが自身の経験や、研修およびコンサルティングで関わってきた会社のリーダーを見てきて学んだことをベースに、三流のリーダーと二流や一流のリーダーとの違いを、比較対照させながら、分かりやすく説明しています。

 

 

リーダーの役割として必要な項目・テーマごとに、整理して書かれているので読みやすく、合計48のメソッドはとても分かりやすく心に響きます。

 

 

私自身がとくに感銘を受け、なるほどと納得した一流のリーダーのメソッドを、以下に紹介しておきます。

 

 

◆ 一流は、部下の成長を重視する(部下を少し上の目標に挑戦させる)

 

◆ 一流は、経営者の視点で仕事をする(視野を大きく拡げて判断する)

 

◆ 一流は、ルールは変わっていくものと考える(臨機応変に対応できる柔軟性を持つ)

 

◆ 一流は、共感を呼ぶリーダーを目指す(部下の気持ちに寄り添う)

 

◆ 一流は、意図的にサボり時間を確保する(余裕を持って仕事をする)

 

◆ 一流は、ミスが起きない仕組みをつくる(リーダーが率先してミスを防止する)

 

 

◆ 一流は、情報収集の対象を絞り込む(どんな情報が欲しいのかを具体的にする)

 

◆ 一流は、細かい行動の部分まで目標を設定する(確実に成功体験を得られる目標をつくる)

 

◆ 一流は、数分でもいいので、その日のうちに着手する(仕事の全体像をいち早く掴む)

 

◆ 一流は、事前準備で会議の9割を終わらせる(ひとつの議題は25分で終わらせる)

 

◆ 一流は、すべてのメンバーにやらせる(次世代のリーダーを育てる)

 

◆ 一流は、全体像さえ把握しておけばいいと考える(部下のサポート役を買って出る)

 

 

◆ 一流は、無能なリーダーを演じる(部下に教えを請う)

 

◆ 一流は、部下をタレントと考え、自分はプロデューサーになる(部下の強みを最大限に活かす)

 

◆ 一流は、優先順位を伝え、期限を一緒に考える(急がなくてもいい仕事を伝える)

 

◆ 一流は、人柄でナンバー2を決める(チーム内に相談できる人を置いておく)

 

◆ 一流は、相手の視点で仕組みをつくる(他のチームが仕事しやすいように配慮する)

 

◆ 一流は、一部の仕事をやめられないか検討する

 

 

あなたも本書を読んで、三流のリーダーと、二流・一流のリーダーの違いを明確に知り、部下とチームを成長させ、他の追随を許さないリーダーを目指しませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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