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『究極の読書法~購入法・読書法・保存法の完成版』

「一冊の本をじっくり読んでいる暇はない!」「読書の目的とはズバリ、『情報判断するときの軸となる、基準を見極めるためのベース作り』です。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、高校卒業後、東京に引っ越し、19歳で日本マクドナルド株式会社にアルバイトで入社、23歳で正社員になり、30歳で店長に昇進、33歳で最優秀店長として表彰されるなど活躍、2010年に独立して、現在はYouTuberとしての総合力を身につける学校「ビジネスYouTuberの学校」を設立・運営するYouTube講演家鴨頭嘉人さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

鴨頭嘉人『究極の読書法~購入法・読書法・保存法の完成版』(かも出版)

 

 

この本は、ビジネス書の読書法多読法であり、ビジネス書を「自分のビジネス力を上げるためのツール」とすることを目的に書かれたものです。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.インターネット時代だからこそ、読書をしないと取り残される?!

 

2.ビジネス読書法1 購入法

 

3.ビジネス読書法2 速読法

 

4.ビジネス読書法3 保管法

 

5.ビジネス読書法の効果

 

 

 

この本の冒頭で著者は、神田昌典さんのベストセラー『非常識な成功法則』(フォレスト出版)から引用して、「大成功した経営者に話を聞くと、経営はセンスだという。その経営者たちにどのようにセンスを磨いたのかと聞くと、大量に本を読んでいるということだ」と述べています。

 

 

 

また、同著には「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰する経営コンサルタント小阪裕司さんが、「感性(センス)は情報量に比例するということが、最新の感性工学の研究で分かってきてる」と明言した、とも記されています。

 

 

 

本書の前半では、ネット社会だからこそ、読書で学ばないと危険な理由が記されています。主のポイントは以下の通り。

 

 

◆ 世の中の変化が激しい今、私たちは「変わること」が重要で、そのためには「情報を持つこと」

 

◆ インターネットの情報量は莫大でスピードも抜群だが、ゴミと宝の山が混在しているため「判断軸」が必要

 

◆ 情報の「判断軸」を作るのがスローメディアである「読書」

 

 

 

続いて、ビジネス読書法の1番目として、「購入法」が書かれていて、ポイントは次の通りです。

 

 

◆ 隙間時間にインプットするため、読んでいない本を常に30冊積んでおく「30冊積読法」がお薦め

 

◆ 自分が常に追求している「コア分野」を10冊読め!

 

◆ 新しく取り入れたい分野を10冊読め!

 

◆ まったく知らない分野を10冊読め!

 

 

 

次に、ビジネス読書法の2番目として、「速読法」のポイントが、以下の通り挙げられています。

 

 

◆ 本は目的を持って読むもので、全部は読むな

 

◆ スキップ・スキャン・マーキングで6%のコアメッセージを探し出せ

 

◆ 1日10分、楽読法のトレーニング(①1分間計測、②眼筋トレーニング、③マインドフルネス呼吸法、④文字限界トレーニング)

 

◆ 本を読む速さとは、脳が文章を認識するスピード

 

 

 

さらに、ビジネス読書法の3番目として、「保管法」に著者は言及しています。ここが本書のユニークなところで、主なポイントは次の通りです。

 

 

◆ マーカーを引いたページを切り取り、ファイリングして保存する

 

◆ 切り取るページは「自分にとって、今必要なメッセージ」

 

◆「斬れない本」は本棚の奥の方に保管

 

 

 

この本の最後で著者は、ビジネス読書法の効果を、以下の通り説明しています。

 

 

◆ 月5冊以上読んだだけで、日本人のトップ6.4%になる

 

◆ 読書量が増えれば、ビジネスセンスが鍛えられる!

 

◆ 脳の活性化による多面的効果で、アイデアが溢れる!

 

◆ インプットのベースになる力は「読書」

 

 

 

また本書では、ビジネス書の多読によってビジネスを成功に導いた、多くの経営者・起業家の言葉が紹介されていて参考になります。主なものを以下に挙げておきます。

 

 

◆ 船井幸雄(船井総研・創業者): 成功するために必要な条件は「勉強好きであること」、具体的な勉強手法は「読書」

 

◆ オスワルト(独の哲学者): 偉人や成功者に共通している2つの事項は「プラス思考」と「読書家」であること

 

◆ 竹内均(物理学者): 自分の知的向上のために、時間が許す限りできるだけ多くの様々な本を読むことにしている

 

 

 

著者の鴨頭嘉人さん自身も、以下のメッセージを最後に送ってくれています。

 

 

◆ 読書とは時間を買うことと同じ効果が得られる

 

◆ 人生で最も大切な資産は「時間」」で、次が「お金」です

 

◆ 読書によって人生で最も大切な「時間」と「お金」が手に入る

 

 

 

この本で提唱しているビジネス読書法や「読書」をビジネスや人生に活かす考え方は、私がビジネス書の多読を続ける考え方と殆ど同じで、強く共感するものです。

 

 

あなたも本書を読んで、人生を変える「究極の読書法」を学び、実践してみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2456日目】