書評ブログ

『くじけない心のつくりかた』

「くじけやすい人は、必ずしも、不真面目な人ではありません。心が弱い人でもありません。むしろ、まじめな、がんばり屋さんがほとんどです。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、東京都出身、学習院大学卒業後、資生堂に勤務し、独立後に人生論の研究に従事し、独自の「成心学」理論を確立し、人々の心を元気づける著述活動を開始して、産業カウンセラーの資格を取得した著述家植西聰さんが書いた、こちらの書籍です。

 

植西聰『くじけない心のつくりかた』(あさ出版)

 

この本は、どうすれば「くじけない心」をつくることができるかについて、様々な視点からアドバイスしている書です。

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

1.くじけやすい「心のくせ」を外す

2.「反発心」を持つ

3.「工夫する心」を忘れない

 

4.楽天的なくらい「前向き」でいる

5.「今日の目標」を決め、行動する

6.「自分の良さ」に目を向ける

 

7.日々の心がけで「くじけない心」をつくる

8.「立ち直る力」を身につける

9.「今」に集中して自分を生きる

 

 

この本の冒頭で著者は、「くじけないためにもっとも大切な三つのコツ」を次の通り、紹介しています。

 

◆ 心を立て直す方法を知っておく

◆ 失敗することを怖れない

◆ 工夫して困難を乗り越えていくことを楽しむ

 

 

本書の前半では、「くじけやすい「心のくせ」を外す」「反発心を持つ」および「工夫する心を忘れない」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆「強い願望」を持つ

◆ 昔の願望を思い出す

◆ 新しいことにチャレンジしてみる

◆「粘り強さ」は願望から生まれる

 

◆ 悔しさをバネにして、チャンスをつかむ

◆「負け」や「失敗」を再スタート地点にする

◆ あきらめなければ、いい知恵が必ず浮かぶ

◆ 早朝の時間を使って、趣味、運動、勉強にあてる

 

 

この本の中盤では、「楽天的なくらい前向きでいる」「今日の目標を決め、行動する」および「自分の良さに目を向ける」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 何事も「少しずつの進歩」を認めて前を向く

◆ 結果を出すよりも、とにかくチャレンジし続ける

◆「明確な目標」がくじけない心を育む

◆ 今日という日に集中し全力で生きる

 

◆ 自分の良さを見つけて「本当の自分」を評価する

◆ ネガティブ思考からポジティブ思考に切り替える

◆ 身近に「良きメンター」を何人か持っておく

◆ 80パーセントうまくいったら、「それで良し」と考える

 

 

本書の後半では、「日々の心がけでくじけない心をつくる」「立ち直る力を身につける」および「今に集中して自分を生きる」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 適度な運動が「くじけない心」を育む

◆ 笑って、心を元気にする

◆「ポジティブな言葉」が心を元気にする

◆「ありがとう」を言うと心が安心する

 

◆ マインドフルネスで心を整える時間を持つ

◆「自信と誇り」が「くじけない力」を養う

◆ 美しい自然と親しい友人に接する

◆自分だけの得意分野を一つ持つ

◆「働くこと自体を楽しむ」という意識を持つ

 

この本の締めくくりとして著者は、大学を卒業して就職した時にくじけた理由として、次の3点を紹介しています。

 

1.地方配属となったこと

2.肉体労働ばかりだったこと

3.人間関係で悩んだこと

 

ここで「この仕事は、人間修養にもってこいだ。この中でうまくやっていければ、自信がつき、将来どんな人とでもうまくやっていけるようになるだろう」と考えたところ、人間関係が苦痛から快適に変わった、と述べています。

 

あなたも本書を読んで、「くじけないコツ75」学び、「起こることすべてよし、何事にも感謝」という精神を持って、実践してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3247目】