「非正規労働者が4割になり、年収300万円すら危ない」と警鐘を鳴らす書があります。
本日紹介するのは、経済評論家の森永卓郎さんが書いた、こちらの新刊新書です。
森永卓郎『雇用破壊 三本の毒矢は放たれた』(角川新書)
この本は、アベノミクスが推進する成長戦略を、「三本の毒矢」と呼んで、批判的に考察しています。
とくに、資本主義化による格差拡大の加速化については、規制緩和や生活関連分野の改革によって進められている、と指摘しています。
アベノミクスの「三本の矢」は、①金融緩和、②財政出動、③船長戦略ですが、成長戦略に関しては具体的内容が分からない、という批判が多かったのも事実です。
この本ではとくに、「三本の毒矢」として、労働市場の改革、すなわち弱肉強食社会をつくるということが挙げられています。本書で言う「三本の毒矢」は以下の通りです。
◆ 派遣労働を固定化する派遣法改正
◆ ホワイトカラー・エグゼンプション
◆ 解雇規制緩和
これらの労働市場改革が、現代社会の格差拡大の元凶になっている、というのが著者の主張です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.認識されないまま進む超格差社会への道
2.お金持ちを目指しても幸せになれない
3.雇用を破壊する三本の毒矢
4.第四の産業革命
5.格差拡大にどう向き合えばよいのか
現代の「雇用破壊」の中で、超格差社会が加速している、と本書では指摘しています。あなたも、本書を読んで、格差社会について、現状とそのメカニズムをきちんと理解してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を