のべ7,000件の相談、1,000件超の個別支援に対応してきた著者が団塊世代やシニア世代の人たちに「余生を悔いなく生きる」ための知恵を提示している本があります。
本日紹介するのは、一般社団法人百寿コンシェルジュ協会・理事長の山崎宏さんが書いた、こちらの書籍です。
山崎宏『何がめでたい!日本人の老後 古希までに知っておきたい70の知恵』(ごま書房新社)
この本は、人生100年時代の最後の四半世紀(75歳~100歳)までを自分らしく人生の主役であり続けるために、古希(70歳)までの間に「覚悟」すべきこと、「準備」すべきことについて、全部で70項目にまとめた書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.大鉄則
2.食事
3.介護
4.終のすみか
5.家族関係
6.エンディング
7.付録: 医療
この本の冒頭で著者は、シニアが納得のエンディングをを迎えるために実践すべき70の知恵として、「辛口提言」をさせていただいた、と述べています。
具体的に提言された知恵で、私も共感してとくに印象に残っているのは、次の提言です。
◆ 国や子どもを当てにしない
◆ 腹五分目を心がける
◆「食卓」以外で食べない
◆ 胃を酷使しない
◆ 加工食品の購入を最小限にとどめる
◆ 家族介護には限界がある
◆ 要排泄介助、問題行動の認知症は即、施設
◆ 介護離職はしない
◆ 河野メソッド実践医に出向く
◆ MSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー)の感情に訴える
◆ MSWから老健施設を紹介してもらう
◆ 独立型社会福祉士を確保する
◆ 緊急時の連絡体制を書面で確認する
◆ 生活支援サービス費の中味をきちんとチェックする
◆ 地域で評判の医師が経営する「サ高住」はリスクが低い
◆ 真の終活とは「エンダン」(エンディングの段取り)である
◆ 生前相続を決行せよ!
◆ 葬儀は必ず見積もりを取る
◆ 元気なうちに子ども世代にバトンタッチする
この本の最後で著者は、元気なうちから「自分なりの要望」と「子どもたちへの依頼事項」を決めて、紙に書いて(エンディングウィル)、その内容を面と向かって子どもたちに伝えるべきだ、としています。
あともう一つ、「子どもたちに託し遺すもの」を明確に伝えること、そのための機会(家族サミット)を設けるべきだ、と言います。
あなたも本書を読んで、親子の絆をベースにしたハッピーエンディングストーリーを紡いでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!