書評ブログ

『金魂巻ー現代人気職業三十一の金持ビンボー人の表層と力と構造』

「皆さんの周りには、外から見ただけで明らかにお金持ちの人とビンボーの人がいることと思います。これはなぜでしょうか?」と問いかけている本があります。

 

本日紹介するのは、1950年広島生まれ、美学校卒業、『ガロ』編集長を経てフリーになり、本書の「〇金」「〇ビ」で日本流行語大賞金賞を受賞した渡辺和博さんとタラコプロダクションが書いた、こちらの書籍です。

 

渡辺和博とタラコプロダクション『金魂巻ー現代人気職業三十一の金持ビンボー人の表層と力と構造』(ちくま文庫)

 

この本は、現代人気の31の職業について、金持ち「〇金」の人と、貧乏「〇ビ」の人を観察およびインタビュー取材をし、その生活を対比させることによって格差を見える化している本です。

 

本書は以下の31職業により構成されています。

1.女性アナウンサー

2.医者

3.イラストレーター

4.インテリアデザイナー

5.エディター

 

6.オートバイ・レーサー

7.オフィス・レディー(OL)

8.お父さん

9.学者の卵

10.カメラマン

 

11.看護婦

12.銀行員

13.グラフィック・デザイナー

14.コピーライター

15.シェフ

 

16.社長の娘

17.主婦

18.商社マン

19.少女マンガ家

20.女子大生

 

21.スタイリスト

22.テレビ・ディレクター(プロデューサー)

23.ファッション・デザイナー

24.フリーライター

25.不良少女

 

26.弁護士

27.放送作家

28.ホステス

29.ホモ

30.ミュージシャン

31.モデル

 

それぞれの「〇金」と「〇ビ」のライフスタイルを対比させる中で、プロフィールイラスト付きで掲載されていて、イメージが湧きます。

 

かなりディープな私生活も明らかにされていて、読みながら笑いと好奇心を満たしてくれます。

 

この古い本に着目して読むことになったのは、昨日公開のブログにて紹介した、こちらの本に紹介されていたからです。

 

この本の締めくくりとして著者は、「そんなこんなでほんができあがるまでは大変な手間と時間がかかりましたが、メンバー全員が〇金や〇ビを面白がって資材できたので面白い本になったと思います。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、昭和時代の人気職業31の金持ちビンボー人の表層と構造を学び、働き方やライフスタイルの参考にしてみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3483日目】