「ヨーロッパ最高の知性」と呼ばれる今世紀を代表する経済学者、思想家である、ジャック・アタリさんが書いた、21世紀を生き抜くための本があります。
本日紹介したいのは、38歳でミッテラン政権の大統領特別補佐官を務めるなど、歴代仏大統領のブレインとなり、自ら提唱した「欧州復興開発銀行」の初代総裁を務めたジャック・アタリさんの書いた、こちらの書です。
ジャック・アタリ『危機とサバイバル-21世紀を生き抜くための7つの原則』(作品社)
この本は、予測される21世紀の混乱と危機への「サバイバル戦略」を、個人レベル・企業レベル・国家レベルで考え、提唱しています。
本書の冒頭で著者は、21世紀を生き抜くための「7つの原則」を次の通り挙げています。
1.自己の尊重
2.緊張感
3.共感力
4.レジリエンス
5.独創性
6.ユビキタス
7.革命的な思考力
本書は以下の7部構成から成っています。
1.時代を見通す目を養う
2.危機の歴史から、未来を考える
3.サバイバル戦略
4.個人のサバイバル
5.企業のサバイバル
6.国家のサバイバル
7.人類のサバイバル
本書は、人類史の教訓から学ぶ「危機脱出」の条件を提示するものです。
人類史において、危機はそれがいかなる性質のものであるにせよ、多くの犠牲者と一握りの勝者を残して、やがて終息してきました。
しかし歴史の教訓を学べば、危機をバネにして改革を促し、危機から脱出し、危機の前よりも強固になることは可能です。
本書によれば、人類史の教訓に学んだ「危機から脱出する」ための条件は以下の通りです。
◆ 「危機」という事態を貫く論理とその流れ、つまり歴史の論理をつかむこと
◆ さまざまな分野に蓄積されてきた新たな知識を大胆に利用すること
◆ まずは「隗より始めよ」、つまり自分のみを信じて、自信を持つこと
◆ 自分の運命を、自らがコントロールすること
◆ 自らに適した最善で大胆なサバイバル戦略をとること
21世紀は多くの危機が予測される、と著者は言います。そうした中で、人類史に学んで、サバイバルのための原則をつらぬくことで、生き抜くことができると本書は提唱しています。
そして、マハトマ・ガンジーの次の言葉を紹介します。
「あなたが世界の変革を願うのなら、まずあなた自身が変わりなさい。」
あなたも本書を読んで、21世紀を生き抜く力を養っていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!