「人生に、正解の設計図はあるのか?」― そう自問したことのある方に、静かに、しかし力強く響く一冊です。
本日紹介するのは、建築家として数々の空間を生み出しながら、同時に起業家としても多分野に挑戦し続けてきた谷尻誠さんが、10代の息子に向けて綴った、こちらの書籍です。
谷尻誠『建築家で起業家の父が息子に綴る「人生の設計図」』(三笠書房)
本書のキーワードは、とても明確です。それは「人生は、与えられるものではなく、自分で設計するもの」という考え方。
建築家である著者は、「生き方」「働き方」「お金」「人間関係」「自分らしさ」を、まるで建物の設計図を描くように、一つひとつ言葉にしていきます。それは成功談の押し付けではなく、迷い、失敗し、遠回りしてきた父から息子への、極めて率直で実践的なメッセージです。
本書は、以下の5部構成から成っています。
1.「生き方」の設計図
2.「働き方」の設計図
3.「お金」の設計図
4.「人間関係」の設計図
5.「自分らしさ」の設計図
本書の前半では、「生き方」と「働き方」をどう設計するかが語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 学歴や経歴よりも、自分で決める力が人生をつくる
◆ コンプレックスは、設計次第で武器になる
◆ 正解探しより、納得できる選択を重ねる
◆ 働くとは、肩書きではなく価値を生み出すこと
◆ 好きと得意を、少しずつ形にしていく
この本の中盤では、「お金」と「人間関係」という、人生で避けて通れないテーマが扱われます。主なポイントは次の通り。
◆ お金は目的ではなく、選択肢を広げるための道具
◆ 不安を減らすのは、金額より考え方
◆ 人間関係は、数ではなく質で設計する
◆ 無理に合わせないことで、長く続く関係が生まれる
◆ 信頼は、一朝一夕ではなく積み重ねで築かれる
本書の後半では、「自分らしさ」という最も抽象的で、最も大切なテーマに踏み込みます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 自分らしさは、最初から見つかるものではない
◆ 試行錯誤の中で、少しずつ輪郭が見えてくる
◆ 失敗や挫折は、設計を見直すサイン
◆ 他人の評価より、自分の納得を基準にする
◆ 人生は、何度でも描き直せる
この本を読んで強く感じるのは、「人生は未完成でいいし、だからこそ面白い」というメッセージです。立派な完成図を最初から描く必要はありません。大切なのは、自分で考え、自分で決め、必要に応じて設計を修正していくこと。
・進路に迷う学生や若い社会人
・キャリアの岐路に立つビジネスパーソン
・子どもを持つ親世代
世代を問わず、「自分の人生を、自分の手でデザインしたい」と思うすべての人に、静かな勇気を与えてくれる一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3962日目】