「この本は、『読む』『聞く』『体験する』ことによるインプットと、『書く』『話す』『行動する』というアウトプットを繰り返すことで、近い将来やってくる『AI(人工知能)が人間の仕事を奪う大量失業時代』に、AIに負けない自分の価値を作る本です。」と述べて、アウトプットの重要性を提唱している本があります。
本日紹介するのは、早稲田大学大学院理工学研究科を修了し、NTTの研究所を経て、マイクロソフトでWINDOWS95の開発に携わった日本人として知られる中島聡さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
中島聡『結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術』(実務教育出版)
この本は、35年以上にわたりソフトウェアエンジニアとして活動する一方、15年ほど前からブログや講演による、ネットとリアル両方でのアウトプットを積極的に行ってきた著者による、「自分の価値を最大化する武器としての勉強術」を解説した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.結局、アウトプットが最強の武器である
2.すべては「書く」ことから始まる
3.「書く」を深めて自分をプロデュースする
4.「話す」アウトプットで相手を一気にファンにする
5.「話す」を深めて自分の価値を最大化する
6.みんなが一番知りたい「続ける」技術
この本の冒頭で著者は、本物のアウトプットの継続があなたをブランドにする、と述べています。
これからはAIに取って代わられる時代の中で、アウトプットを続けることで、その人「個人の信用」や存在感が出て、何ものにも代えがたい価値となるのです。
具体的にどうアウトプットをしていくか、あるいはアウトプットに対する考え方について、著者の中島さんは以下のことを提唱しています。
◆ 実名ブログによる発信
◆ 人生はあなたが思う以上に短い
◆ アウトプットにリスクなんかない
◆ 日本人はプレゼントディベートの訓練ができていないからアウトプットが苦手
◆ 文章とは情報を伝える道具
◆ 「この情報を伝えたい」という熱さえ持てば、文章はサマになる
◆ 何のためのアウトプットをするのか、目的意識を持つ
◆ 自分にしか書けないことを、誰にもわかるように書く
◆ 自分が好きなことをテーマにする
◆ 「100歳まで子どものまま」が最強
◆ あなたにも必ず「永遠のキャッチコピー」がある
◆ ①テーマを決め、②読者を決め、③書く場所を決める
◆ アウトプットは最強の情報収集
◆ インプットは好奇心が命
◆ インプットの極意は「当事者意識」
次に本書では、著者が体得した「セルフプロデュース」について、次の6つの「プロデューサーの役割」にヒントがある、と解説されています。
1.対象となる読者層を決める
2.その人たちに喜んでもらえるトピックを選ぶ
3.そのトピックを書くのに相応しい筆者を決選ぶ
4.必要なサポートを提供する
5.筆者のモチベーションを高め、締め切り以内に書かせる
6.筆者が書いた文章がより多くの人に読まれる工夫をする
ここでブログの場合、筆者は自分であり、自ら考え、自らをモチベートしていくことになります。
この本の後半では、「話すこと」や、皆が一番知りたい「続ける技術」について解説しています。
とくに「続ける技術」の考え方について、著者の中島聡さんと私の考え方はほぼ共通しています。それは、以下の通り。
◆ アウトプットが続かないのは、「テーマがあなたにとって魅力的ではない」から
◆ アウトプットを続けるには、自分で自分のプロデューサーになること
◆ ファンとの交流が継続の最高のモチベーション
◆ 炎上や批判は毅然として冷静に受け止める
あなたも本書を読んで、「人生はアウトプットで決まる」ことを実感してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!