「じつは、片付けられないのは脳のせいなのです!」「片づけ脳に変えれば、おのずと片付けができるようになります。」「脳はいくつになっても変えられるのです!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、新潟県生まれ、脳内科医、医学博士、加藤プラチナクリニック院長、株式会社「脳の学校」代表の加藤俊徳さんが書いた、こちらの書籍です。
加藤俊徳『 片づけ脳-部屋も頭もスッキリする!』(自由国民社)
この本は、自分の「脳のクセ」に注目して、日々の脳の使い方を変えて、脳の弱い部分を鍛えることにより、「片付け脳」になって運を引き寄せ、人生を明るく照らすための書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.はじめに-片づけたくても片づけられないあなたへ
2.片づけあっれないのは脳のせいだった!
3.「片づけられない脳」を鍛える脳番地トレーニング
4.脳が「片づけを習慣化」できるコツ
5.追補: 片づけができると、こんなにメリットが!
6.おわりに-あなたの人生を変える「片づけ脳」
この本の冒頭で著者は、「片づけ脳」になると、片づけができる以外にも、次のようなたくさんの「いいこと」に恵まれる、と述べています。
◆「片づけなきゃ」というストレスやプレッシャーから解放される
◆ 余裕ができるので、やりたいことがいつでもできるようになる
◆ 毎日が楽しくなって、生き生きとしてくるので魅力が増す
◆ 人気者になって、自然と振る舞いや話しぶりに磨きがかかる
◆ すてきな出会いが期待できる
◆ 夫や恋人がいる人は、相手からますます愛される
次に本書では、脳には1,000億個以上の神経細胞が存在し、「考える」「記憶する」「からだを動かす」などさまざまな役割ごとに神経細胞の集団を作っていて、その集団を作っている「基地」のようなところを「脳番地」と呼んで、機能別に以下の8つの系統を紹介しています。
◆ 視角系脳番地:部屋の様子が目に入らない!
◆ 理解系脳番地:状況がのみ込めない!
◆ 運動系脳番地:手が出ない、動きが遅い!
◆思考系脳番地:実行に移せない!
◆ 記憶系脳番地:前の状態を覚えていない!
◆ 感情系脳番地:自分で決められない!
◆ 聴覚系脳番地:聞くだけでは何をしていいかわからない!
◆ 伝達系脳番地:人にうまく伝えられない!
続いて、「片づけられない」には3つのパターンがあり、脳番地との関係を以下の通り、説明しています。
1.やろうと思っても、なかなかスイッチが入らない(運動系、思考系、伝達系脳番地が弱い)
2.途中までやったはいいが、なかなか進まない(視覚系、理解系、聴覚系脳番地が弱い)
3.片づけたけれど、すぐ元に戻ってしまう(記憶系、感情系脳番地が弱い)
この本の中心は、そのあとに展開されている「片づけられない脳」を鍛える脳番地トレーニングで、視覚系~伝達系の8つの脳番地ごとに、チェックポイントとトレーニング法、そしてコラム(読み物)が掲載されていて、参考になります。
具体的なトレーニング法など詳細を知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってお読みください。
この本の最後で著者は、「片づけ脳」を維持し続けるために、身につけたい習慣として、次の2つを挙げています。
◆ 脳に良くない習慣を見直すこと(睡眠不足、スマートフォンの見すぎ、からだを動かそうとしない)
◆ 気軽に片づけを行う仕組みを取り入れること(朝片づけ、朝昼晩の片づけレベル変更、1週間の片づけメニュー化)
あなたも本書を読んで、「片づけ脳」を手に入れ、輝く人生に転換してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!