「どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情とうまく付き合うことは、人生において重要なスキルといっていいでしょう。」、「人生がうまくいくか、いかないかは、感情次第といっても、過言ではありません。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、鹿児島県生まれ、台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了、化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌など執筆活動をしている作家、写真家の有川真由美さんが書いた、こちらの書籍です。
有川真由美『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』(PHP研究所)
この本は、感情の整理ができるようになることで、穏やかな心や賢明な判断力を取り戻し、まわりからの信頼や愛情、未来への希望など、さまざまなものが手に入るようになるための書です。
本書は以下の6部構成からなっています。
1.怒らない人
2.今日から感情の整理をするヒント
3.不機嫌にならない人
4.寂しさと、つらさに負けない人
5.マイナスの感情を乗り越える人
6.心の張りをなくさない人
この本の冒頭で著者は、「自分の人生のハンドルはしっかりと自分で握りながら、思いっきり人生の旅を楽しんでください。」と述べています。
本書の前半では、「怒り」という感情で、どんなに私たちが損をしているか、および「感情の整理をするヒント」について述べています。主なポイントは以下の通り。
◆ 怒ると損するのは、「時間の無駄」および「エネルギーの無駄」であるから
◆ 怒りの正体は防衛本能で、判断力が鈍る
◆ 怒ると現実を受け入れられない
◆ 怒っても、ぜったいに他人は変えられない
◆ 愛情をもって、感情と付き合う
◆「行動」「言葉」「考え方」を変える
◆ プラスの言葉でイライラを解消する
◆「なにをすればいいか」だけをシンプルに考える
この本の中盤では、「不機嫌にならない人」および「寂しさと、つらさに負けない人」について解説しています。著者が紹介するポイントは以下の通りです。
◆ 不機嫌な人は幸せになれない
◆ 待ちの姿勢だと不機嫌になる、「自分の時間」にする
◆ いい人でいようとすると、イライラが慢性化する
◆ 余計な情報に惑わされない
◆ 人の評価に頼って生きると「孤独恐怖症」に
◆ そもそも、人間は孤独なもの
◆ 身近にいる人に語りかける、自然と触れ合う
◆ 悲しみの裏には、喜びがある
本書の後半では、「マイナスの感情を乗り越える人」および「心の張りをなくさない人」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 人と自分を比較しない
◆「これが自分」と開き直る
◆ コンプレックスを理由にしない
◆ どんどん失敗して、学ぼう
◆ 自分の可能性は、信じた分だけ与えられる
◆ 無気力を放置しない
◆ 変化することを恐れない
◆「好き」は意志でコントロールできる
◆ 後悔は、感謝と学びに置き換える
◆ 流れに身を任せる
この本は、まんがの後に解説文が続く形で「感情の整理」について解説していて、とても分かりやすく、具体的に行動につながるアドバイスが得られます。
あなたも本書を読んで、「感情に左右される人生」から脱して、自分の感情を整えて、喜びや楽しさ、幸せを手に入れていく人生に舵を切ってみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2586日目】