「世界をまたにかけて活躍するグローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意、それは1%の人、すなわち100人に1人のレアな人になることです。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、リクルート出身で、東京都内で民間初の公立中学校校長になった藤原和博さんが書いた、こちらの書籍です。
藤原和博『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)
この本では、「これからのビジネスパーソンははっきり二極化していく」として、いわゆる中間層がなくなって、格差がどんどん開いていくと予測しています。
また、これまでの社会とは違って、「経済的価値」(給料や年収)よりも「経済以外の価値」(家族、友達、個人的活動、社会貢献)を重視する考え方をする人が増えています。
さらに、「権力志向」(一流企業へ入り出世をめざす)よりも「プロ(独立)志向」(どこでも通用する力を身に付ける)の人も増えています。
企業の再編やリストラなど、サラリーマンの道を選んでも安定を永久に保証される時代ではなくなり、どこでも食べていける「プロ志向」のニーズは確実に高まっている、と著者は言います。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.すべての人に共通する3つの条件
2.経済的価値×権力志向 ⇒ 社長タイプ
3.経済的価値×プロ志向 ⇒ 自営業タイプ
4.経済以外の価値×権力志向 ⇒ 公務員タイプ
5.経済以外の価値×プロ志向 ⇒ 研究者タイプ
本書ではまず、以下の「7つの条件」をクリアすることにより、誰でも「100人に1人」の1%の人材になれる、と提唱しています。
1.パチンコをするか、しないか
2.ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
3.本を月に1冊以上読むか、読まないか
4.会社で作業をする人か、仕事をする人か
5.営業力・プレゼン力・交渉力があるか、ないか
6.「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」を打ち破れるか、否か
7.合わない上司がいるか、いないか
本書で提唱しているのは、まず一つの分野で「100人に1人」の人材になることです。そして、そこで1%の人になれたら、同じ分野を極めていくよりは、また別の分野に挑戦して、そこでまた「100人に1人」になることです。
そして「100人に1人」は、誰でも1万時間を投じればなることは可能で、これを「1万時間の法則」と呼んでいます。
そうした2つの分野において「100人に1人」になると、掛け算で、「1万人に1人」になることができます。
さらに本書では、3つ目の分野でも「100人に1人」を目指して、3分野を掛け合わせて「100万人に1人」というレアな人になることができる、というわけです。
著者の藤原さんはまさに、そうした生き方をしてきており、リクルートで営業の専門家として「100人に1人」になり、さらに同社でプレゼンの専門家としても「100人に1人」となってきました。
さらに初の民間校長としての取り組みから、教育に関しても「100人に1人」となり、3つの分野を掛け合わせて、著者は「100万人に1人」のレアな人材になった、ということです。
また、お笑い漫才師の西野亮廣さんが、この本に触発されて、できるだけかけ離れた3つの「専門性」をマスターして、三角形でできる「クレジット(信用)の面積」を拡げる、という活動をしています。
そうした西野亮廣さんの生き方を書いたのが、こちらの書籍です。
さらに詳しく知りたい方は、2016年10月7日付ブログに掲載している書評を、こちらからどうぞ。
また、そうした考え方で活動する西野亮廣さんの成果として、今、注目を集めているのが、こちらの作品です。
あなたも本書を読んで、「100万人に1人」という、超レアな人材を目指してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を