書評ブログ

『花粉症は1日で治る!-東大の微生物博士が教える』

「花粉症の強度によって個人差はありますが、本当に花粉症が1日で治ります。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1953静岡県生まれ、東京大学農学部農芸化学科卒、アメリカのイリノイ大学留学などを経て、現在は東京大学名誉教授、株式会社ニュートリサポート代表取締役小柳津広志さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

小柳津広志『花粉症は1日で治る!-東大の微生物博士が教える』(自由国民社)

 

 

この本は、花粉症を炎症としてとらえ、その炎症を抑えるため、➀食事療法、②腸活(酪酸菌の増加)に焦点を当てすべての花粉症患者の症状が寛解され、治す方法を教えている書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.日本人の4割が花粉症で泣いている

 

2.酪酸菌が増えれば、花粉症は治る

 

3.なぜ花粉症になる人とならない人がいるのか?

 

4.花粉症対策の9割は間違いだった

 

5.なぜゴボウを食べると治るのか?

 

6.フラクトオリゴ糖でうつも治る

 

7.酪酸菌は戦争も防ぐ

 

 

 

この本の冒頭で著者は、画期的アレルギー治療技術を発見した経緯を紹介しています。

 

 

 

花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎、うつ病、認知症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病も炎症が原因の病気であり、フラクオリゴ糖を摂って糖質制限をすることで、腸内フローラの一つである酪酸菌が炎症を抑制して病気が治ってしまう、ということです。

 

 

 

アルツハイマー病では、脳の免疫細胞が神経細胞を破壊する炎症が起こる、と言います。また、心筋梗塞、脳梗塞は、血管や心臓に高血糖などによる炎症が起こることが原因、糖尿病も肥満などによる全身の炎症反応から起こるそうです。

 

 

 

この本の中盤では、酪酸菌が増えれば花粉症が治り、花粉症を押さえれば長生きできることが説明されています。

 

 

 

腸内フローラの研究で有名な辨野義己博士は、「100歳まで元気で長生きしている人の便は酪酸菌を大量に含んでいる」、と著書『100歳まで元気な人は何を食べているか?』(三笠書房)で書いているそうです。

 

 

 

 

 

また免疫学者熊沢義雄博士は、著書『慢性炎症を抑えなさい』(青春出版社)で、「慢性炎症が老化を進める」と述べています。

 

 

 

 

 

それほど炎症を抑えることは重要であり、うつ病もアルツハイマー型認知症もその他の生活習慣病もすべて「炎症」がその原因になっている、ということです。

 

 

 

本書の後半には、現在の花粉症対策の9割は間違いであること、なぜゴボウを食べると花粉症やうつ病まで治るのか、について説明されています。

 

 

 

この本の最後で著者は、「大腸の本当の善玉菌は酪酸である」として、フラクオリゴ糖を摂って酪酸菌を増やせば、炎症を抑え、ひいては戦争も防げる、と述べています。

 

 

 

あなたも本書を読んで、花粉症を1日で治す「酪酸菌」の効果を学び、実践してみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!