「未成年のうつ病、しかもストレスが増える受験期に突然発症する人が急増しています。」と警鐘を鳴らす書があります。
本日紹介したいのは、NHKアナウンサーから北里大学医学部、東京大学大学院医学博士課程を修了という、異色の経歴を持つ吉田たかよしさんが書いた、こちら新書です。
吉田たかよし『受験うつ どう克服し、どう合格をつかむか』(光文社新書)
この本は、高校受験生や大学受験生の間で急増している「受験期のうつ」で、人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か、を述べている書です。
また、脳機能から考えたストレス管理法や効率の良い勉強法も解説していて、うつ病を問わず、受験を控えた全ての方必読の一冊です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.増える受験うつ
2.受験うつのメカニズム
3.受験うつは答案用紙に表れる
4.間違いだらけの治療法
5.親のひと言が子どもを受験うつにする
6.うつにならない勉強法
7.親のコーチングで結果は出せる
本書の冒頭に、「受験うつチェックリスト」が掲載され、計20項目の兆候が挙げられています。例えば、抜粋すれば以下のような項目です。
◆ 寝る時間、起きる時間がバラバラになる
◆ 優しい子が突然イライラして暴れ出す
◆ 何度も繰り返し風邪をひく
◆ 急に志望校のレベルを上げたがる
◆ 文章問題の大意がつかめない
そのほか、生活習慣や行動習慣における兆候が記されていて参考になります。
また、本書の途中、随所に配置された「コラム」は、家庭で今すぐできる入試対策のノウハウを紹介していて、実践的で役に立ちます。
うつ病にまで至っていなくても、受験ストレスによってメンタル面が不安定になれば、それで勉強が進まなくなります。
これらも含めて著者は、「受験うつ」と呼ぶべき状態と述べていて、やはり専門の対策が必要ということです。
あなたも本書を読んで、受験期のうつについて、改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を