「お金は目的ではなく、人生の選択肢を広げるための道具」― その本質を、親から子へ語りかけるように伝えてくれる一冊です。

本日紹介するのは、外資系金融機関で20年以上にわたり世界の金融市場を渡り歩き、現在は日本最大級・会員数2.3万人のオンラインコミュニティ「Holland Village Members’ Club」を主宰する起業家・河村真木子さんが書いた、こちらの書籍です。

河村真木子『外資系金融ママがわが子に伝えたい人生とお金の本質』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

本書は、「どう稼ぐか」「どう増やすか」以前に、お金とどう向き合い、人生をどう選び取るかという “根っこ” を丁寧に言語化した一冊です。
外資系金融の第一線で成果を出し続けてきた著者でありながら、語り口はとてもやさしく、シンプル。シングルマザーとして娘を育ててきた一人の母として、「わが子に本当に伝えたいこと」が、行間からまっすぐに伝わってきます。

本書は、以下の4部構成から成っています。

1.お金の「感覚」や「考え方」を育てる

2.「自分に投資」するお金の「使い方」

3.資本主義のルールを知って「稼ぐ」

4.グローバル時代にお金を「増やす」ために大切なこと

本書の前半では、「お金の知識」よりも前に身につけておきたい、お金に対する感覚や哲学が語られます。ここを読みながら、自分自身のお金観を見直した人も多いはずです。主なポイントは以下の通りです。

◆ お金に対する価値観は、幼少期から育っていく

◆「高い・安い」ではなく「自分はどうしたいか」で選ぶ

◆ お金は感情と深く結びついている

◆ お金の話を避けることが、不自由を生む

◆ 親の姿勢が、そのまま子どもに伝わる

 

この本の中盤では、「使う」「稼ぐ」という行為を通じて、どうやって人生の選択肢を増やしていくのかが、実体験を交えて語られます。金融のプロならではの視点と、生活者としてのリアルがうまく融合しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 消費と投資の違いを感覚で理解する

◆「自分に投資する」とはどういうことか

◆ 資本主義のルールを知ることの重要性

◆ 労働だけに依存しない思考の持ち方

◆ 稼ぐ力は、自由を支える基盤になる

 

本書の後半では、グローバルな視点で「お金を増やす」ことの意味が整理されます。ただし、ここでも目的はあくまで “自由な選択” です。主なポイントは以下の通りです。

◆ お金を増やすこと自体がゴールではない

◆ 世界に目を向けることで選択肢は広がる

◆ リスクをゼロにする発想を手放す

◆ 長期視点で考えることの大切さ

◆ お金の力を「味方」にする哲学

 

本書を読んで強く感じるのは、「お金の話=いやらしいもの」「子どもにはまだ早い」という考えこそが、人生の自由度を下げてきたのではないか、という問いです。
お金を語ることは、人生を語ること。そして、選択の責任を自分で引き受ける覚悟を持つことでもあります。

子どもを持つ親世代はもちろん、これから社会に出る若い人、そして「もっと自由に生きたい」と感じているすべての大人に、静かに、しかし力強くおすすめしたい一冊です。

お金・キャリア・人生の選択について考えるヒントを発信しているYouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、こうしたテーマの書籍を多数紹介しています。ぜひチャンネル登録もお願いします。

では、今日もハッピーな1日を!【3994日目】