「ものであふれた家にいると、いくら健康に気をつけていても長生きはできません。ホコリまみれで足の踏み場のない部屋は、リスクだらけです。」「あなたが部屋を片づけないまま命を落としたら、残された家族はたいへん困ります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、25年にわたり遺品整理や孤独死特殊清掃業務を行っており、その件数が4万件を超えている生前整理・遺品整理アドバイザー、一般社団法人日本遺品整理協会理事の上東丙晙祥(じょうとう ひさよし)さんが書いた、こちらの書籍です。
上東丙晙祥『人生最後の片づけ・整理を始める本』(メディア・パル)
この本は、自分のため、家族のために、「人生最後の片づけ・整理」の方法を紹介し、第二、第三の人生を楽しむコツを伝えてくれる書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.片づけ・整理をする前に考える9つのポイント
2.今日から実践! 人生最後の片づけ・整理
3.人生が愉しくなる! 片づけ・整理後の暮らし方
この本の冒頭で著者は、「上東流! 片づけ・整理の順番」を紹介・解説しています。
本書の前半では、「片づけ・整理をする前に考える9つのポイント」ついて以下のポイントを説明しています。
◆ 動線を確保して住宅内転倒の事故を防ぐ
◆ 1日のうち生活時間の長い部屋を知る
◆ 長寿を目指すなら、ホコリのない室内環境に整える
◆ 1年間に19日間も探しもので時間を浪費している
◆ 遺品整理作業には100万円の費用がかかる
この本の中盤では、「今日から実践! 人生最後の片づけ・整理」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 小分けに片づければ、大掃除は必要ない
◆ 部屋の隅に物を置かない
◆ 浴室や脱衣場で最期を迎えないように片づける
◆ 冷蔵庫を整理すれば、お金がたまる
◆ 押入れの中を可視化する
◆ よく読む本は本棚の下段に収納する
◆ デジタルデータの片づけ・整理をする
◆ 整理・収納の便利アイテムは不要
本書の後半では、「人生が愉しくなる! 片づけ・整理後の暮らし方」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 部屋を片付けると電気代を節約できる
◆ 部屋の秩序を守れば、尊敬される人になる
◆ 不便と遠慮のなさが長生きの秘訣
◆ すぐに使わないものは一生必要ない
◆ お金や時間は人生経験に使う
この本の締めくくりとして著者は、「片づけを後悔する人など、私はこれまでにひとりも見たことがありません。」と述べています。
あなたも本書を読んで、人生最後の片づけ・整理を始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3486日目】