「いつも時間に追われている」― そんな感覚が、いつの間にか当たり前になっていませんか。

本日紹介するのは、青山学院大学卒業後、大手旅行代理店で100時間超の残業を経験し、その後、数多くの企業でタイムマネジメント研修1on1コーチングを行ってきた Office FONTANA代表滝井いづみさんが著した、こちらの書籍です。

滝井いづみ『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』(明日香出版社)

本書のキーワードは、とても本質的です。それは ―「タイムマネジメントは、セルフマネジメントである」という考え方。単なる時短や効率化ではなく、「自分がどんな価値観で生きたいのか」「どんな時間を大切にしたいのか」― そこから時間の使い方を見直していくことの重要性が、一貫して語られています。

本書は、以下の7部構成から成っています。

1.思考編

2.スケジュール管理編

3.ムダとり・時短編

4.効率アップ編

5.環境・仕組みづくり編

6.メンタル編

7.人生編

 

本書の前半では、「時間に追われる人」と「時間をうまく使う人」の思考や行動の違いが、対比形式で整理されています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 忙しさ=充実だと勘違いしてしまう

◆ 「やること」より「やらないこと」を決められない

◆ 目的のないスケジュールが一日を埋めていく

◆ 予定に余白がなく、突発対応で疲弊する

◆ 時間の使い方に、自分の価値観が反映されていない

 

この本の中盤では、具体的なスケジュール管理や効率アップの工夫が紹介されます。特徴的なのは「すべてを効率化しない」というスタンスです。主なポイントは次の通り。

◆ すべてを速くやろうとしない

◆ 集中すべき時間と力を抜く時間を分ける

◆ ムダを減らすことで、本当に大切な時間が浮かび上がる

◆ 仕組み化は、自分をラクにするために行う

◆ 忙しさの正体を「見える化」するだけで余裕が生まれる

 

本書の後半では、時間とメンタル、そして人生そのものの関係に踏み込みます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 時間の使い方は、心の状態を映し出す

◆ 焦りや不安が、時間を奪っていく

◆ 忙しくても満足感が高い人の共通点

◆ 人生全体を俯瞰して時間を配分する視点

◆ 「自分らしい時間」が人生の質を決める

 

この本を読んで感じるのは、「時間を管理することは、自分の人生を大切に扱うこと」だということです。やることを増やすのではなく、自分にとって意味のある時間を選び取る。
それができたとき、忙しさの中でも心は驚くほど穏やかになります。

「いつも追われている感覚から抜け出したい」「もっと納得感のある毎日を過ごしたい」
そんな方に、行動の軸を取り戻させてくれる一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【3954日目】