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『自分の意見で生きていこう「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』

「世の中にも人生にも正解のない問題がたくさんある。そして、正解のない問題に自分なりの答え、すなわち意見がもてなければ、人生も生活もぐちゃぐちゃにされてしまう」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、関西出身でバブル期に証券会社に就職米国での大学院留学、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念、2005年に開設した社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数のアクセス数と読者数を誇り、シリーズ累計38万部のベストセラー著者社会派ブロガーちきりんさんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

ちきりん『自分の意見で生きていこう「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』(ダイヤモンド社)

 

 

この本は、「どこに就職するか、どんな働き方をするか、どんなスタイルで暮らしていくかなど、人生を左右するような問題にはいずれも正解がない」ことを示し、「正解のない問題」について自分の意見が明確にできなければ、自分オリジナルな人生を作っていくことができないと提唱している書です。

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.「意見」とはなにか、なぜ必要なのか

2.「反応」だけではダメな理由

3.SNS時代に「自分」を創る

4.生きづらさから脱却しよう

5.リーダーシップの最初の一歩

6.オリジナルの人生へ

7.【練】「意見」をもてるようになる4つのステップ

 

 

この本の冒頭で著者は、「正解のない問題がますます増えるこれからの社会においても、自信をもって自分自身の人生を歩んでほしい。自己肯定感の高い、自分なりに幸せだと思える人生を手に入れる人が増えてほしい。」と自らの思いを述べています。

 

 

そのために必要なのが「自分の意見を明確にする」ことであり、その意義と具体的な練習方法を伝えるのがこの本を書いた原点だそうです。

 

 

本署の前半では、「『意見』とはなにか、なぜ必要なのか」および「『反応』だけではダメな理由」について、以下のポイントが解説されています。

 

◆ 専門家でも正解が出せない問題がある

◆ 正解のない問題に対して、正しい意見も間違った意見も存在しない

◆ カリスマの意見も業界の常識も正解ではない

◆ 人生の重要な問題には正解がない

 

◆ ポジションが明確なら「意見」、考えることが必要な「意見」

◆ SNSでは「反応」だけしている人が対多数の1億総「反応」時代

◆「意見」にしか価値はない、インフルエンサーになるのも「意見」を言える人だけ

◆ 人生の分岐点になる重要な問題に「意見」を持てないと意思決定が先送りされてしまう

 

 

この本の中盤では、「SNS時代に『自分』を創る」および生きづらさから脱却しよう」というテーマについて考察されています。主なポイントは次の通り。

 

◆ 面接時の発言より日頃のSNS発信が重視される時代になる

◆ ネット人格が履歴書にとってかわる

◆ リアル社会と同じ行動、ありのままの自分を発信

◆ コメント欄への投稿ではなく、自分のホームベースで発信を

 

◆「生き方にも正解がある」という学校的価値観の弊害

◆ 人生に答え合わせは要らない

◆「意見の束」が人格を創る

◆ 自我の確立(意見の束)⇒ 自分を承認(自己肯定感) ⇒ 意見の開示で承認欲求を充足

 

 

本書の後半では、「リーダーシップの最初の一歩」およびオリジナルの人生へ」について著者の考え方を提示・説明しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 家庭やコミュニティーで求められるのは作業ではなく「意見」

◆ リーダーシップの最初の一歩は、自分の意見を持つこと

◆「反応」しかできない人には価値がなく、議論には複数の「意見」が必要

◆ 必ず評価される「意見」を言う(=リスクを取ってポジションを明確にする)人

 

◆ 人生で直面する選択を「自己決定」したかどうかが「自分の人生」かどうかの鍵

◆「考えて答えを出す方法」は学校で習わない

◆ 時代の変化は「自分の意見を持つ」ことの価値を高める方向に作用している

◆「正解探しモード」から「自分の意見を考えるモード」に移行しよう

 

 

この本の巻末には、「意見をもてるようになる4つのステップ」と題して「練習編」を掲載されています。4つのステップは以下の通り。

 

1.レベルをチェックする

2.ムリにでも意見を言い切る

3.自分で自分に突っ込む

4.言語化する

 

 

正解のない問いとして5つの問題が提示されていて、自分で練習できるように工夫されています。主なポイントとして挙げられているのは次の通りです。

 

◆ 考える時間を決める

◆ 調べるのは他人の意見ではなく情報のみ

◆ 調べることに逃げない

◆ ポジションを取ってみて、反論を書き出し、反論に答えてみる

◆ 言語化は具体的に表現できるようにする

 

 

この本は、「これからの世の中を生き抜くために必要とされる根幹の力」について解説するシリーズ4冊の最終完成版です。他の3冊もお薦めで、刊行順に以下の通りです。

 

 

 

本書の締めくくりとして著者は、「ひとつの資格や専門性だけで人生100年といわれる時代を生き抜くのは誰にとっても困難です。」と述べています。

 

 

そして「その時々の市場がどこに向かっているのか、人々が、そして社会が、なにに価値を感じ始めているのか。そういった潮流を読み取る力は、まさに今後の世の中を生き抜くための根幹の力だ」と続けています。

 

 

私もまったく同感で、社会の変化が激しい、人生100年時代においては、世の中が求める価値に」合わせた自らの専門性のブラッシュアップと複数の専門性の組み合わせこそが、自分が主役のオリジナルな人生を創っていくと考えています。

 

 

あなたもこの本を読んで、正解のない問題に答えを出せる4つのステップを身につけ、「自分意見で生きていくオリジナルな人生」を創っていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2665日目】