「どうしたら、迷うこと少なく生きて行けるだろうか。」と問いかけ、「それには、人生のどんな荒海でも乗り越えていける、たしかな羅針盤があるといい。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、明治25年生まれで、初代倫理研究所所長で、しきなみ短歌会・秋津書道会を主宰した、故・丸山敏雄さんが書いた、こちらの書籍です。
丸山敏雄『「自分」経営の心得 今日から実践できる20の成功法則』(近代出版社)
この本は、明治25年生まれで、広島高等師範学校を卒業して、長崎女子師範学校の教頭になった後、戦争・敗戦で艱難辛苦を体験した後、社会教育活動に従事して、生活法則や研究・実践を行って膨大な書き物を残した故・丸山敏雄さんによる「人生で成功を勝ち取る20の原則」を抽出した書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.明日からの運命を変える「生活の心得」
2.やれば必ず成功に導く「仕事の心得」
3.丸山敏雄語録100選
この本ではまず、「生活の心得」として、次の「11の原則」を説明しています。
1.早起きをする
2.「1日1回」必ずやる
3.朗らかさを忘れない
4.くり返し努力する
5.男の生き方・女の生き方
6.損得なし
7.病気にならない心を持つ
8.スナオな生活をする
9.「やってはいけない」19のツミ
10.自分自身を変える
11.心に太陽をかかげよ
また次に、「仕事の心得」として、以下の「9つの原則」(心得12~20)を紹介しています。
12.商売の秘訣
13.商人の心得
14.天職に一勝を捧げよ
15.物を味方につける
16.気がついたらすぐやる
17.起業の原則
18.早いスタートを切り、早くゴールする
19.お金を生かす
20.喜んで働く
これらの心得のなかで、とくに私が興味深かったのは、「起業の原則」です。次の5つを著者は挙げています。
◆ 目的を明確にする
◆ 準備を完璧にする
◆ 順序を間違えない
◆ 方法を間違えない
◆ 始末を完璧にする
まさにその通りだと納得するのですが、「行うは難し」と痛感しています。
そのほかにも本書では、「深い言葉」が並んでいて、読めば読むほどに解釈が拡がってきます。さすがに、数多の風雪に耐えて、継承されてきた「心得」です。
この本の最後には、「丸山敏雄語録100選」が掲載されていて、それぞれ読んでみると、つねに心に留めておきたい言葉ばかりで、深く感銘を受けます。
本書の最後で著者は、丸山先生の以下の言葉を紹介しています。
「変えられない宿命に対して、運命とは未来の人生であり、いくらでも変えることができるのだ。成功するか、失敗するか、繁盛するか衰退するか、運命の可能性は千差万別であり、どのような結果を導くのも、いま・ここに存在している自分自身による。」
あなたもこの本を読んで、「自分」経営について、学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を