書評ブログ

『弱メンタルでも職場でうまいことやる方法を教えてください!』

「メンタルが弱いことは、悪いことではありません。本当の問題は、弱さそのものではなく、弱さを否定していること。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、一般社団法人感情マネージメント協会代表理事、公認心理師片田智也さんが書いた、こちらの書籍です。

 

片田智也『弱メンタルでも職場でうまいことやる方法を教えてください!』(明日香出版社)

 

この本は、「メンタルの弱い自分が情けない。」と感じている人に知ってほしい働き方・考え方のコツを紹介し、そろそろ「強メンタル」に憧れることを終わりにして、「弱メンタル」のまま、心穏やかに働くようにするための書です。

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.仕事が怖いー不安や緊張をさらりと手放そう

2.人間関係がしんどいーまわりに振り回されないコツを知ろう

3.自信が持てないー「完璧」になろうとしなくて大丈夫

4.小さなことが気になるー気にしてしまう自分も責めなくていい

5.もう心が折れそうー考え方ひとつで心の負担は軽くなる

 

この本の冒頭で著者は、「あなたのメンタルを弱らせている本当の原因を教えます。zぅばり、『あなた自身の自己否定』です。」と述べています。

 

本書の前半では、「仕事が怖いー不安や緊張をさらりと手放そうついて以下のポイントを説明しています。

◆ 気楽なほどよい真剣さを身に付ける

◆「結論から話す」と決め、ひとりひとりに話すイメージを持つ

◆「想定外は起こるもの」と考えておく

◆ 怖がる対象は「失敗」ではなく、「失敗するチャンスを逃すこと」

 

この本の中盤では、「人間関係がしんどいーまわりに振り回されないコツを知ろうおよび「自信が持てないー完璧になろうとしなくて大丈夫」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 合わない人は、文化の違いによる「誤解」と考える

◆ 緊張しているのは自分だけではない

◆「情動感染」に意識的になって共感のスイッチをオフにしてみる

◆ 仕事で休みを取ることは、スマホに充電することと同じ

 

◆ 正解はあってないようなもの、自信がないまま動いてみる

◆ 比較による落ち込みは本気にせず、自分が持っているものに目を向ける

◆ できそうなことを見つけて自分の「役割」を確立させると居場所もできる

◆ 不安に過ごしても、リラックスしても、結果はなるようにしなかならい

 

本書の後半では、「小さなことが気になるー気にしてしまう自分も責めなくていいおよび「もう心が折れそうー考え方ひとつで心の負担は軽くなる」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 不安の正体は自分自身の考え

◆ つい気にしてしまう自分を責めなくていい

◆「配慮」は必要でも、それで「疲弊」しなくていい

◆「結果に向けた行為」に集中すれば、「結果」から距離が取れる

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3521日目】