「才能なんてなくていい、続けていれば道は拓ける」と説いている本があります。
本日紹介するのは、34万人の研修実績を誇る日本屈指の人材育成トレーナーである青木仁志さんが書いた、こちらの本です。
青木仁志『一生続ける技術』(アチーブメント出版)
この本は、「何をやっても続かないのは、自分の意思が弱いから・・・」と考えている人に対して、実はそうではなくて、「選択を間違えているから続けられない」ということを説いています。
続けることは決して難しいことではなく、「自分が心の底から求めているものに出会えれば、必ず続けられます」と著者は言います。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.人はなぜ続けられないのか?-快適感情が人を動かす
2.続けるための原点-自分の「願望」を明確にする
3.続けるプランづくりのアイデア
4.続けるテクニック①<姿勢・取り組み>
5.続けるテクニック②<時間管理・行動管理>
6.続けるテクニック③<情報・メモ>
7.続けるテクニック④<人>
8.モチベーションが下がったときの対処法
本書では冒頭で、続けるためには自分が打ち込めるものを見つけるべきです、と述べています。
努力することよりも「正しい選択をすること」が必要で、これは「続ける力」を養っていく上で大切な考え方です。
このベースにあるのは、ウィリアム・グラッサー博士の「選択理論」で、先日紹介した青木仁志さんの『一生折れない自信のつくり方 文庫版』(アチーブメント出版)にもあった通りです。
さらに本書では、「続ける」ためのポイントを、表現を変えて以下のように挙げています。
◆ 自分の選んだ道なら続けられます
◆ 人は「快適感情」を得られるものをする傾向があります
◆ 成功体験のない人ほど長期的な見通しが持ちにくいので目先の快適感情に動かされます
◆ 今の快適感情よりも強い「願望」を持つこと以外に続けられる術はないでしょう
また本書では、「続けられる人」になるために、「選択理論」で挙げている以下の「5つの欲求」を満たすライフデザインを提唱しています。
1.生存の欲求; 心身ともに健康で生きようとする欲求
2.愛・所属の欲求; 愛し愛される人間関係を築きたいという欲求
3.力の欲求; 自分の価値を認められたいという欲求
4.自由の欲求; 精神的、経済的な自由を得たいという欲求
5.楽しみの欲求; 主体的に何かを楽しんでやりたいという欲求
そして本書の後半では、「願望を強化する方法」や、「続けるテクニック」が様々な角度から説明され、実践的に使えるところまで具体化されているので参考になります。
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では、今日もハッピーな1日を