「人は別れることで何かを得る。哀しみにもやがて終わりがくるのだ。」と述べて、人生をどう生きるかについて「大人の流儀」を提示している本があります。
本日紹介するのは、1950年山口県生まれ、立教大学文学部を卒業し、『受け月』で直木賞を受賞したほか、作詞家としても活躍する作家の伊集院静さんが書いた、こちらの「大人の流儀」シリーズのベストセレクション書籍です。
伊集院静『いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection』(講談社)
この本は、多くの人との別離を経験した人たちへ送る希望と勇気を与える励ましのメッセージとして「大人の流儀」を記した書のベスト・セレクションです。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.月
2.天
3.心
4.風
この本の冒頭で著者は、「世の中の肌触りを覚えるには、理不尽と出逢うのがいい。ひとつひとつを乗り越えていけば、笑い話にさえなる。」と述べています。
さらに本書では、妻と死別した日のことや様々な辛い出来事を経験した著者の気持ちや、そこから立ち直って生きる想いから出た教訓が以下のように記されています。
◆ 愉しみなさい。人生はアッという間にすぎでしまうから。
◆ でもあせっちゃダメだ。ゆっくりと急げばいい。
◆ あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがある。
◆ 旅をしなさい。どこへむかってもいいから旅に出なさい。
◆ 世界は君や、あなたが思っているほど退屈な所ではない。
◆ しあわせのかたちは、皆どこか似ているところがある。
◆ それとは逆に、哀しみのかたち、表情は、どれひとつとして同じものがない。
あなたも本書を読んで、いろいろあった人へのメッセージである「大人の流儀」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!