「稲盛さんの言葉には『力』があるー。私は自分の経験らそのことを確信しています。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1954年鹿児島県生まれ、立命館大学卒業後、京セラ入社、米国ジョージ・ワシントン大学ビジネススクールに留学、MBAを取得し、帰国後は京セラ秘書室長、日本航空会長補佐など、稲盛和夫氏の側近を30年務めた大田嘉仁さんが書いた、こちらの書籍です。
大田嘉仁『稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉』(三笠書房)
この本は、稲盛和夫さんの「言葉」が起こしてきた場面を1冊にまとめた書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.稲盛和夫「人間性が磨かれる」4つの言葉
2.稲盛和夫「より良い仕事ができる」4つの言葉
3.稲盛和夫「正しく判断できる」2つの言葉
4.稲盛和夫「高い目標を成し遂げる」3つの言葉
5.稲盛和夫「創造性が高まる」2つの言葉
この本の冒頭で著者は、「この本は、稲盛さんの人生観を仕事に活かす生きた教科書」であると述べています。
本書の前半では、「人間性が磨かれる4つの言葉」について、以下の通り紹介・説明しています。
◆ 謙虚さは「魔除け」になるんだ
◆ 成功を「試練」と思えるかどうか
◆ 素直に言って、素直に叱られて、素直に反省する
◆ 人生は、死んでからの方が、長い
この本の中盤では、「より良い仕事ができる4つの言葉」および「正しく判断できる2つの言葉」について紹介・解説しています。主なポイントは次の通り。
◆「過去」を否定しては、ダメなんだ
◆「怖がり屋」だから、周到な準備ができる
◆ 悪いことを想うと、人生そのものが悪くなる
◆ 芸妓さんに気を配れば、芸妓さんは喜ぶ、だからお客様も喜ぶ
◆「人間として何が正しいか」で判断すれば、間違いはない
◆ 人から嫌われたくない人は、結局、うまくいかない
本書の後半では、「高い目標を成し遂げる3つの言葉」および「創造性が高まる2つの言葉」について紹介・説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 昨日よりは今日、今日よりは明日、明日よりは明後日
◆ 掃除を「創造的に取り組む」と、どうなるでしょうか?
◆ 仕事の「こだわり」が仕事をダメにすることもある
◆ いいリーダーとは「現場の力」を引き出すリーダーだ
◆ 見えてくるまで、考えよう
この本は、侍ジャパンの栗山監督が、WBCを戦う前に読み込んで参考にしたことはよく知られています。
あなたも本書を読んで、あなたの仕事を劇的に変えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3102日目】