書評ブログ

『いい加減人生相談』の中味は?

占い師の人生相談が電子書籍になって大反響を呼んでいます。本日紹介したいのは、パワーストーンに造詣が深く、フリーの占い師としても活躍する池田紀子さんが書いた、こちらの新刊電子書籍です。

 

 

池田紀子『いい加減人生相談』(株式会社青山ストーンラボ)

 

 

この本は、深刻な人生相談を、「いけのり」こと占い師の池田紀子さんが、絶妙な軽快タッチの回答トークで、ズバッと斬っている書です。

 

 

相談のジャンルは、婚活、恋愛、女性の生き方、自己啓発、SNS活用、住まいや会社内の人間関係など多岐にわたっていますが、それぞれの相談について、著者の「いけのり」さんは、ジョークや下ネタも交えて軽快に回答しています。

 

 

回答の内容は茶化していそうな口調ながらも、多角的な考察や絶妙な比喩を用いて、さわやかに一本筋を通して答えていて参考になります。

 

 

また、ダジャレが、トレードマークのフレーズとして繰り返されて、リズムよく、どんどん回答を読んでいくことができて、読後感が何とも気持ちのいい感じです。

 

 

本書は相談ごとに以下の12部構成から成っています。

 

 

1.合コンで出会いがない

 

2.お泊りデートでペチャパイがバレる

 

3.微妙な彼と温泉旅行

 

4.彼が私に背を向けて寝る

 

5.婚活中の友人へ助言すべきか

 

6.結婚相談所で生理的に合わない人ばかり紹介される

 

 

7.結婚⇒出産の勝ち組友人への対処法

 

8.「自己啓発」信者の友人への対処法

 

9.Facebook へ悪口ばかり書く友人へ助言すべきか

 

10.住んでいるマンションがエアビー(民泊)感染

 

11.「そもそも」を持ち出し議論を散らかす上司への対処法

 

12.人生相談に乗るのって疲れませんか

 

 

上記の人生相談は、それぞれに当人は深刻に悩んでいて、なかなかに重たい内容です。それを、著者の「いけのり」さんは、サラっと受け止め、冷静に客観的に多面的に斬ってみせます。

 

 

とくに効果的だなあ、と感心するのは、最初からバンバン出てくるダジャレとジョークの軽いタッチでの語り口です。

 

 

これだけで相談者は重たい気持ちを、「そうでもないか」と荷物を下ろした気分になるのではないかと感じます。

 

 

とくに連発するフレースが、「そうかも知れない」というべきところでの、「そう鴨長明」というフレーズ。

 

 

また、婚活女性が「高望み」することを戒めて、「それは高杉晋作」とバッサリ。キツイことを言われても、ダジャレやジョークでかわされると、怒りも感じません。

 

 

ときに、「いけのり」さん自身の経験や好みなども回答に交じって来たりして、けっこう親近感を感じたりもします。

 

 

本来、深刻で重たい内容の「人生相談」を、そんなにたいしたことない、命まで取られるわけじゃない、というトーンで「軽く行きましょう」的な回答を、著者は「いい加減」人生相談と呼んだり、「不真面目」人生相談と表現しています。

 

 

また自らの肩書も「適当占い師」としたりして、「いけのり」さんの相談者に向かうポリシーを感じます。何と言っても本音を引き出して対峙しなければ、人生相談にならないでしょ、っていう感じでしょうか。

 

 

私も先日、「いけのり」さんに手相を見てもらって占いをしていただいたのですが、「金持ちになる」「120歳まで生きる」というメッセージは、いっぺんに「いけのり」さんのファンになるほどインパクトがありました。

 

 

本書は、相談者の重たい悩みを、軽快な人生相談への助言に変えてしまう「いけのり」さん独特の軽快な語りを知ることができて、とにかく心が軽く元気になります。

 

 

あなたも本書を読んで、つまらないことにこだわらない人生に変えていきませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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