「アドラーの心理学は、人に勇気を与える心理学。」「どんなに悲惨な状況にあっても、人はそこから立ち上がることができます。これがアドラーのスタンス。」と述べている本があります。
本日紹介しているのは、慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了、社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビストで、心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役社長の内藤誼人さんが書いた、こちらの書籍です。
内藤誼人『不安や悩みがすぐに軽くなるアドラー心理学』(ぱる出版)
この本は、アドラーの基本的なモノの考え方を取り上げながら、現代心理学で明らかにされてきた研究をわかりやすく紹介している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.驚くほどハッピーになれる生き方
2.息苦しく感じないための、ちょっとした心がけ
3.仕事がもっとラクになる心理テクニック
4.心のモヤモヤを吹きとばすメンタルを手に入れる
5.人間関係がラクになる思考法を身につける
6.素晴らしい人生を歩むために必要なこと
この本の冒頭で著者は、アドラーの思想を分かりやすく表現すると、次の3つに整理できると紹介しています。
◆ どんなに困難な問題があっても諦めなければ解決できる
◆ 自分の人生は、自分の思い通りに変えることができる
◆ だれでも考え方を変えれば、幸せになれる
本書の前半では、「驚くほどハッピーになれる生き方」および「息苦しく感じないための、ちょっとした心がけ」ついて以下のポイントを紹介しています。
◆ 人間、何歳になっても生まれ変われる
◆ 楽観的であるほど、幸せな人生を送ることができる
◆ 住む環境を変えてみると、悩みが消えてなくなることは少なくない
◆ 不安を感じたり、うつになったりするのは、「認知の歪み」が原因であることが多い
◆ 頑張っている人を見れば、自分も頑張れる
この本の中盤では、「仕事がもっとラクになる心理テクニック」および「心のモヤモヤを吹きとばすメンタルを手に入れる」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 他の人に親切にする人ほど、幸福感を得ている
◆ 共感できる人ほど仕事はうまくいく
◆ 笑うことはエネルギーを解き放ち、力を与え、幸福感の基礎となる
◆ 予防のほうが、治療よりも重要
◆ 人生で大切なのはギブ、自分が相手にどんなギブをしてあげられるかを考えて行動していくのが幸せに生きていくコツ
本書の後半では、「人間関係がラクになる思考法を身につける」および「素晴らしい人生を歩むために必要なこと」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 自分のことではなく、相手の立場で考えるのが、人間関係がうまくいくコツ
◆ 人間関係のスキルは練習でいくらでも伸びる
◆ たいていの問題には解決方がある
◆ あらかじめ準備しておけば、何も怖くない
◆ 事実は変えられないが、意味づけは変えられる
この本の締めくくりとして著者は、「アドラーの本を読むと、心が晴れ晴れとしてスカッとします。人生の迷いも晴れます。どのように生きてゆけばよいかの指針を得ることもできます。だからアドラーは人気なのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、不安や悩みがすぐに軽くなるアドラー心理学を学び、実践することで幸せな人生を送っていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3639日目】