書評ブログ

『【全面改訂 第3版】ほったからかし投資術』

「ほったらかし投資の定義とは、プロが考える最善の運用に大きく劣らず、なるべく簡単に実行できる、個人にとっての資産運用の具体的方法です。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1958年北海道生まれの経済評論家(専門は資産運用)山崎元さんと、1973年東京都生まれで都内IT企業勤務インデックス投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を執筆して人気を博している水瀬ケンイチさんの共著による、こちらの新刊書籍です。

 

山崎元・水瀬ケンイチ『【全面改訂 第3版】ほったからかし投資術』(朝日新書)

 

 

この本は、2010年刊行『ほったらかし投資術』オリジナル版、2015年刊行『全面改訂 ほったらかし投資術』に続き、あらためて「公式本」を作りたいという思いで改訂された、お金の運用について「もう迷わないためのマニュアル本」です。

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.ほったらかし投資と人生のお金

2.ほったらかし投資の簡単!「実行マニュアル」

3.実際に始めてみよう!

4.インデックス運用の基礎知識

5.「ほったらかし投資」実践の勘所

6.よくある質問にお答えします

7.バンガード撤退後のインデックス・ファンドの未来

 

 

この本の冒頭で著者のひとり・水瀬ケンイチさんは、2002年から始めた「インデックス投資」が20年間になることを紹介しています。

 

 

本書の前半では、「ほったらかし投資と人生のお金」およびほったらかし投資の簡単! 実行マニュアル」について説明しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 今の日本は、インデックス投資が誰でも簡単に実行できる環境

◆ 7割以上のアクティブ運用がインデックス投資に負けている

◆ GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)はほとんどインデックス運用

◆ インデックス投資は再現性がある

 

◆ 1年後に3分の1の損を「最悪の損」と設定してリスク資産への投資

◆ 投資は「やると有利だと思った人がやるもの」

◆ 若者も高齢者も、リスクへの考え方は同じ

◆「無リスク資産」は、個人向け国債・変動金利型10年満期

◆「リスク資産」は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

 

 

この本の中盤では、「実際に始めてみよう!」およびインデックス運用の基礎知識」について、次のポイントを解説しています。

 

◆ インデックス投資の銘柄選択は、①信託報酬(コスト)、②純資産総額、③インデックスとの乖離がチェックポイント

◆ 資産運用会社は、ファンドの投資家の利益のためだけに運営されるべき

◆ 楽天証券、SBI証券、マネックス証券のいずれかのネット証券がいい

◆ 上記3證券会社でそれぞれお薦めの全世界株式ファンドがある

 

◆「時価総額ウエイト系」の株価指数をターゲットとするファンドがいい

◆ 米国S&P500より全世界株式の方がリスクが小さい

◆ 特定のアクティブ運用がインデックス運用に勝ち続けるのは難しい

◆ インデックス・ファンドにも弱点はある

 

 

本書の後半では、「ほったらかし投資実践の勘所」およびよくある質問にお答えします」をテーマに説明しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ なるべく早い時期に、投資を行う仕組みを作ること

◆ 投資は、止めないことが大事

◆ 投資はシンプルが一番

◆ 投資の三原則は「長期投資」「分散投資」「手数料の節約」

◆ 投資は「リスク・プレミアムのコレクション」

 

◆ FIREを目指すなら「ほったらかし投資」が最も合理的

◆ 投資信託の仕組みに関わる三社のどこが破綻しても投資資金は制度的に守られている

◆ 為替ヘッジなしの商品でいい

◆ ESGファンドへの投資はお勧めしない

 

 

この本の巻末には、特別鼎談「バンガード撤退後のインデックス・ファンドの未来」が掲載されています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 永遠に下げ続ける相場などない

◆ 投資を成功させるコツは、「長期・分散・低コスト」に集約できる

◆ 低コストの商品を長期で持つ投資を普及させようと、明確な意思を表現したのがつみたてNISA

◆ 全世界株式でなるべく「無分配」を

◆ 投資の世界の三大偉人は、①ボーグルヘッズ、②ウォーレン・バフェット、③シャールズ・シュワブ

 

 

さらに本書の締めくくりとして、「ボーグルヘッズの10則」を以下の通り紹介しています。

 

1.実行可能な計画を立てる

2,早くから、勝定期的に投資する仕組みを作る

3.リスクの取り過ぎや、リスクを取らないことに注意する

4.分散する

5.マーケットタイミングを探らない

 

6.インデックス・ファンドを活用する

7.コストを低く抑える

8.税金を抑える(節税メリットの活用)

9.シンプルに投資する

10.航路を守る

 

 

あなたもこの本を読んで、全世界株式インデックス・ファンドを活用した「ほったらかし投資術」を学び、実践してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2716日目】