「保険の無料相談はよく見かけます。たしかに手軽ですが、これは公平中立なアドバイスではありません。なぜか? 彼らの目的は保険を販売することだからです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、徳島県生まれで、大学卒業後、出版社に勤務し、1997年にNEO企画を設立して出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出し、現在は、新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆しているNEO企画代表、ファイナンシャルプランナー、AFPの長尾義弘さんが書いた、こちらの書籍です。
長尾義弘『1日1分読むだけで身につく 保険の選び方大全100』(自由国民社)
この本は、保険の基本的な知識から、保険商品の選び方、注意したいポイント、見直す際のチェックポイント、さらには辛口のコメントまでつけている書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.保険は本当に必要か?
2.自分にピッタリの保険
3.どのくらいの保障が必要か?
4.生命保険のしくみ
5.保険の見直しポイント&注意点
6.損害保険の得な入り方
この本の冒頭で著者は、「じつは、筆者はいままで一度も保険を販売したことがありません。」「ですから、本書も公平中立です。保険を販売する側ではなく、加入者にとって何がいいのかを紹介しています。」と述べています。
本書の前半では、「保険は本当に必要か?」「自分にピッタリの保険」および「どのくらいの保障が必要か?」について以下のポイントを説明しています。
◆ 保険はマイホームに次ぎ、人生で二番目に大きな買い物
◆ 保険の原則:めったに起きないことが起こった時の経済的損失に対する備え
◆ ライフステージで保険を見直す
◆ 共働きの家庭では、遺族厚生年金はあまり当てにできないかも知れない
◆ 高額療養費制度を使えるため、自己負担は意外とかからない
この本の中盤では、「生命保険のしくみ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 終身保険は、相続対策が目的ならいいが、貯蓄目的ならダメ
◆ 外貨建て保険や変額保険を考えるなら新NISAで運用した方が効率的
◆ 医療保険の給付金は、年間にかかった医療費から差し引かれる
◆ 共済だから割安とは限らない
◆ 資産形成では新NISAを優先に考えた方がいい
本書の後半では、「保険の見直しポイント&注意点」および「損害保険の得な入り方」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 保険営業員の「見直し提案」は損をするケースが多い
◆ がん保険は、保障内容が大きく変化している
◆ 特約は必要・不要を見分ける、リビングニーズや先進医療・患者申出療養特約は役立つ
◆ 個人賠償責任保険は保険料が安く、保障は大きいので、ぜひ入ってほしい保険
◆ 海外旅行のときは、旅行保険は必須
この本の締めくくりとして、各ジャンル別ベスト保険をネット上で紹介しています。
あなたも本書を読んで、保険選びのノウハウをすべて学び、必要な保険を自分で選んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3556日目】