書評ブログ

『働く力を君に』から学ぶ働き方の未来

「人は何のための働くのでしょう。働くうえでの幸福感とは何なのか。」と問いかけて、その答えを語ってくれる本があります。

 

 

本日紹介するのは、セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO鈴木敏文さんが書いた、こちらの書です。

 

 

鈴木敏文『働く力を君に』(講談社)

 

 

 

 

この本は、日本の流通業界を変革し続けるセブン&アイグループ総帥鈴木敏文さんが、仕事の要諦のすべてを語った書です。

 

 

セブンイレブンでは、全国各地の店舗を回って経営相談を行う約2,500人のOFC(店舗経営相談員=オペレーション・フィールド・カウンセラー)を隔週で東京の本部に集め、FC会議を開いています。

 

 

著者の鈴木さんはFC会議で自ら30分から1時間の「会長講話」を毎回行い、フェイス・トゥ・フェイスで直接、OFCに語りかけています。

 

 

本書は、その中で鈴木さんが繰り返し伝えている「仕事の要請」をまとめたもので、「社会で日々仕事に取り組む多くの若い人たちにも伝えることができないか」という問題意識から生まれました。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.「仮説力」を鍛える

 

2.「ブレない視点」をもつ

 

3.「シンプル思考」に徹する

 

4.心を揺さぶる「伝え方」

 

5.運をつかむ「生き方」

 

 

この本で述べられていることは、これまで著者の鈴木さんが繰り返し伝えてきた、仕事を進める上で最も大切なことが凝縮されたものです。

 

 

私もつねに心に留めて実践していることで、以下のようなものです。

 

 

◆ 自分で答えを出せる人間が成果を得られる

 

◆ 視点がブレないからこそ変化へ対応できる

 

◆ どこまでものごとを単純明快に考えられるか

 

◆ 組織も人も動かす心理を突く言葉を

 

◆ 前に進む人には失敗も成功の要因

 

 

著者の鈴木さんが訴えていることは単純明快です。変化に対応するには常に過去の経験を否定しなければならない、「お客さまのために」と考えるのではなく、「お客さまの立場」で考える。市場の変化に対応し、新しいことに挑戦していけば、拡大均衡をめざすことができる。

 

 

そして、鈴木さん自身がずっと実践してきた「仕事の仕方」を順に、次のように結論として語っています。

 

 

「自分の頭で考え、仮説を立て、答えを導いていく。その際、変わらない視点を持ち、ものごとの本質を見抜き、できるだけ難しく考えずに単純明快に発想し、迷わず決断し、実行していく。」

 

 

つねに挑戦の人生という鈴木敏文さんの仕事観、人間観、人生観が語られた本書は、仕事をしていくすべての人に、大きな指針を与えてくれるでしょう。

 

 

あなたもぜひ本書から、「働き方」の未来を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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