70年余り続いてきた「現代用語」の解説書の定番『現代用語の基礎知識』が、新創刊という形で2020年版が刊行されました。
本日紹介するのは、佐藤優・金田一秀穂・森永卓郎・やくみつる・伊藤真ほかが書いた、こちらの書籍です。
佐藤優・金田一秀穂・森永卓郎・やくみつる・伊藤真ほか『現代用語の基礎知識2020(新創刊)』(自由国民社)
この本は、1948年(昭和23年)10月10日に特集雑誌『自由國民』の特集号として、定価90円・B6版192ページにて、世に出ました。この創刊号は、熱狂的な支持を受けてたちまち店頭品切れとなったそうです。
以来、毎年刊行されて今回が73冊目、これまでの大ボリューム版から装いを新たにした「新創刊」となっています。より手に取りやすくなり、オシャレです。
「新創刊」のキーワードは、「ことばをみかたに」となっています。
また、これまで刊行したすべての年の『現代用語の基礎知識』表紙カバー写真が、巻末の裏表紙に掲載されていますので、とても興味深く見ることができます。
本書は以下の構成から成っています。
◆ 巻頭インタビュー(講談師・神田松之丞)
◆ 巻頭特集(2019年のキーパーソン*人物ファイル)
◆ 特集 どうなる令和新時代
◆ 現代用語ジャーナル
◆ KEY NUMBER 数字で読む 2019
◆ ことばの言い換えコレクション
◆「見えない」ことにされている人たち
◆ ニュースのおさらい
この後に「現代用語の基礎知識」本文が続きます。本文は、読みたいテーマから探す、用語解説になっていて、以下のテーマ順です。
◆ 政治
◆ 時代・流行
◆ 経済
◆ 世界情勢
◆ 情報メディア
◆ 社会
◆ スポーツ
それぞれの詳しい中味は、ぜひ本書を手に取って、確認してください。久しぶりにじっくりと読みましたが、本書の「記録性」には驚かされました。
「調べたい」と思う過去の記録が、全て一覧になっていて、懐かしく思い出したりできるのも、読む楽しみになります。
例えば、「新語・流行語大賞」の過去の受賞ワード一覧をはじめ、日本人のノーベル賞受賞者一覧、国民栄誉賞受賞者一覧など、ほんとうに便利です。
また、今年の世論を動かしてきた事件、キーワード、世の中のトレンドを作る言葉など、ぜひ知っておくべきことが網羅されています。
今年の「新語・流行語大賞」は、先日、候補として30語がノミネートされており、12月2日の授賞式で、トップテンが発表されますが、この『現代用語の基礎知識』に取り上げられている言葉(ワード)の中から選出されています。
私は執筆業、講師業という仕事がら、『現代用語の基礎知識』には時折、目を通す機会がありますが、変化の激しい時代、すべてのビジネスパーソンの情報源として、手元に置いてじっくりと読んでみることをお薦めします。
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では、今日もハッピーな1日を!