「毎日のブログやメールにかける時間がお金に変わる!」「“ 書いて稼ぐ ” は夢じゃない」と述べて、先行き不透明な時代の自己防衛術として、1日1時間から稼ぐ「副業ライターのはじめ方」を解説した本があります。
本日紹介するのは、1962年生まれ、各種マニュアルの制作を行うドキュメント制作会社でディレクターを行っていた際に、不況による減俸から副業ライターを始め、その後リストラによりフリーライターとして独立し、数冊の著書もある、しげぞうさんが書いた、こちらの書籍です。
しげぞう『1日1時間から稼ぐ 副業ライターのはじめ方-先行き不透明な時代の自己防衛術』(自由国民社)
この本は、書くことが好きな人のための「書いた分だけ稼げる副業ガイド」で、「書く」を確実に「稼ぐ」に結びつける方法を説明し、さらに確実に稼ぐ方法を知った後で、自分の「作品」を世に出したい、という人のための方法を紹介している書です。
本書は以下の10部構成からなっています。
1.はじめに-「書く」楽しみで「稼ぐ」楽しみ
2.誰でもなれる副業ライター
3.仕事はどうやって探すのか
4.仕事を始める前に
5.どんな仕事があるのか
6.副業ライターの王道・ウェブライターは何を書く?
7.ちょっと上行く副業ライターになろう
8.副業ライター卒業! 作家になろう
9.Kindle ダイレクト・パブリッシングで本を出そう
10.あとがき-二足の草鞋が必須の時代に
この本の冒頭で著者は、次の項目に該当する人はぜひ、本書をお読みいただきたいと述べています。
◆ 本業の邪魔にならない、時間も場所も拘束されない副業を探している人
◆ 主婦の隙間時間や、学業の合間にできる副業を探している人
◆ 健康上の理由などで通勤が困難であるため、自宅でできる仕事を探している人
◆ 書くことが好きな人
◆ いつか自分の本を出せたらいいなあ、とひそかに思っている人
この本は、地味ながらも「書く」ことで、手堅く副収入を得る方法を紹介し、稼げるということを知っていただいたその後で、書くことが好きな人の夢について、ちょっと背中を押す本でもあります、と著者は説明しています。
続いて、ライターはインターネット上の代表的な副業であること、そして専業ライターと副業ライターの違いについて述べています。
次に、副業ライターの仕事の探し方と、そのための準備について解説しています。探し方も社会の変化に伴って変わりつつあり、今は以下の方法が主流となっています。
◆ クラウドソーシング会社(ランサーズ、クラウドワークス、ココナラ)で探す
◆ クラウドソーシングサービスの利用(ジョブハブ、クラウディア、shinobiライティングなど)
◆ ウェブ上で検索して自分でライター募集を探して応募する
準備としては、パソコンと銀行口座さえあればOKですが、校正ソフトとして株式会社ジャストシステムの「Just Right!」は校正機能が秀逸で、一度使ったら手放せないそうです。
ライターの仕事の種類は、紙からウェブに中心が移りつつあり、難易度(報酬)が低いものから順に、以下の仕事ジャンルがあります。
◆ ブログライター
◆ リライトタイプ(著作権回避の簡単な書き換え、目的に沿った専門的な書き換え)
◆ メルマガライター
◆ セールスライター・コピーライター
◆ コラムライター
◆ ウェブマガジンのライター(コラムライターの一形態)
◆ 電子書籍、e-book(集客目的のPDF資料作成)
◆ ブックライター
上の4種類が副業向きで参入のハードルが低く、下の4つは専門性や時間(情報収集や執筆)が要求され、専業ライター向きの仕事で報酬も高めになる、ということです。
報酬はピンキリで、1本(1,00~2,00字)数千円から、コラムライターになると1本(1,500~3,000字)で7千円~7万円(平均1万~1万5千円)程度です。
最近のトレンドとして、ウェブライターが主流ですが、とくにオウンドメディア用ライターの需要が増加しています。
ウェブライターのテーマとしては、投資関連、家計、保険、金融、仮想通貨、財テクは人気で、エコ関連、ダイエット、筋トレ、スポーツ、健康、サプリメント、美容、アンチエイジング、自己啓発、資格関係、お金儲け、副業といった分野も需要が増えています。
ウェブライターは、知らないことでも情報収集を行って書けるもので、「ライターとは読者の調べもの代行業だ」とも言われています。
調べる手段としては、インターネットがメインですが、書籍という情報ソースを著者は勧めています。この点は、ビジネス書をメインにしてインプットをしている私が最も共感する点です。
本書の後半では、ちょっと上をいく副業ライターのポイントや、副業ライターの次のステップである作家になる方法が記されています。
さらに誰でも取り組める具体的な方法として、「kindleダイレクト・パブリッシングで本を出そう」と呼びかけ、その手順が解説されています。作家に興味ある方は、ぜひこの後半と最後を詳しくお読みください。
この本の最後で著者は、「副業ライターに限らず、何かしら二足以上の草鞋を履いていれば、もしも本業が継続困難になったときでも、生活を支えてくれるバックアップになるかも知れない」と述べています。
貴方も本書を読んで、先行き不透明な時代の自己防衛術として、「副業ライターのはじめ方」を学び、1日1時間から稼いでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2453日目】