「読書は最強の投資である」――そんなメッセージを全編に込めた、ビジネスパーソン必読の一冊があります。
本日紹介するのは、1970年東京都生まれ、慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科修士課程修了後、電通、ボストン・コンサルティンググループ、コーン・フェリー等を経て、株式会社ライプニッツを設立し、現在は同社代表、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーで、株式会社中川政七商店、株式会社モバイルファクトリー社外取締役を務める山口周さんによるこちらの書籍です。
山口周『読書を仕事につなげる技術 知識が成果に変わる「読み方&選び方」の極意』(角川文庫)
この本は、「読書という営みが、いかに仕事の成果に直結するか?」をテーマに、著者自身の体験や思考法を交えて語られた“読書×キャリア構築”の実践書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.「仕事につなげる読書」6つの大原則
2.【ビジネス書×何を読むか】ビジネス書は「これだけ」読めばいい
3.【ビジネス書×どう読むか】古典には読む「順番」がある
4.【教養書×何を読むか】好きな本を読んで「ライバルと差別化」する
5.【教養書×どう読むか】情報の「イケス」をつくれ
6.「書店を散歩する」技術
7.「本棚」で読書を仕事につなげる
本書の前半では、「読書を成果につなげるための原則」が提示され、以下のメッセージが語られます。
◆ 読書は“競争戦略”の最強ツールである
◆ 成果を出す人は「読み方」を知っている
◆ 読書は“知識の収集”ではなく“仕事の設計”である
◆ 読書を通じて「情報の取捨選択力」が磨かれる
◆ 古典から「順番に学ぶ」ことが、思考力を鍛える近道である
本書の中盤では、「ジャンル別の読み方と選書術」が紹介され、実践ノウハウが詰まっています。主なポイントは以下の通りです。
◆ ビジネス書は厳選された名著「ビジネス書マンダラ」だけで十分
◆ 教養書は“好きなもの”を読めば差別化につながる
◆ 書店での“偶然の出会い”が、新しい思考の扉を開く
◆ 情報は“貯める”のでなく“循環させる”意識を持つ
◆ 自分の「本棚」を設計することで“知識の資産”が築かれる
本書の後半では、「知識の活かし方とアウトプット」が語られ、以下の視点が提示されます。
◆ 読書とは“知的生産活動”のインプットである
◆ アウトプットを意識することで読書の質が飛躍的に上がる
◆ 読書体験が“世界の見え方”を変える
◆ 読書で「自分だけの強み」を育てる
◆ “書店を歩く”ことが、新しい思考を生む習慣になる
この本の締めくくりとして著者は、「読書こそが、自己投資であり、競争優位を築くための武器だ」と読者に語りかけています。読み終えたとき、「今日から読書の仕方を変えてみよう」と思える、そんな一冊です。
あなたも本書を手に取り、自分だけの “読書戦略” を描いてみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3783日目】