書評ブログ

『大暴落の夜に長期投資家が考えていること』

「ここで強調しておきたいのは、数年に一度、必ずと言っていいほど訪れる株価急落、暴落の場面では、『狼狽売り』などの衝動的な行動は絶対に慎むべきだということです。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、個人投資家ろくすけさんが書いた、こちらの書籍です。

 

ろくすけ『大暴落の夜に長期投資家が考えていること』(海星社新書)

 

20代で株式投資を始め、20数年を経て投資で3億円の資産を築くことができた著者の投資を成功に導いてくれた思考法の本質を伝えてくれる書です。

 

本書は以下の9部構成から成っています。

1.暴落を何度も経験した投資家は株価暴落時にこう考える

2.株価暴落が何度も、これからも繰り返される理由

3.株価暴落でも「狼狽売り」しない投資家のメンタルコントロール

4.株価暴落でどれだけ買えるかは、「価格と価値の違い」の理解度で決まる

5.株価暴落までに見つけておきたい「買う」企業の選び方

6.株価暴落までに計算しておきたい「マイ目標株価」

7.インデックスファンドのつみたて投資という「降伏」

8.株価暴落で自信を持って買い向かうための投資ストーリーの磨き方

9.個別株長期投資家だからこその出口戦略

 

この本の冒頭で著者は、株式投資によって資産を築けた理由として、次の2つのポイントを挙げています。

◆ 自分自身の心理のコントロールができていること

◆ 自分の価値観に合う企業を選び、自分なりに見積もった株式の価値に基づいて投資判断を行うこと

 

本書の前半では、「暴落を何度も経験した投資家は株価暴落時にこう考える」「株価暴落が何度も、これからも繰り返される理由」および「株価暴落でも狼狽売りしない投資家のメンタルコントロール」について以下のポイントを紹介しています。

◆ 株価暴落の夜に考えるべきことは、「売り」ではなく「買い」

◆ 3~5年ごとにショック(暴落)はやってくる

◆ 欲と恐怖で株価は作られている

◆ リターンとは、取ったリスクの対価

◆「ミスター・マーケット」に惑わされない方法は、「株価を見ない」こと

 

この本の中盤では、「株価暴落でどれだけ買えるかは、価格と価値の違いの理解度で決まる」「株価暴落までに見つけておきたい買う企業の選び方」および「株価暴落までに計算しておきたいマイ目標株価」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆「株価と価値の違い」に対する理解度の深さが投資の成果を決定づける

◆ 株式投資の判断の拠り所にすべきは「勝ち」でななく「価値」

◆ 文系脳が投資に活きるのが「言語化」

◆「マイ目標株価」を計算してみる

◆「違うな」と感じたら速やかにお別れする

 

本書の後半では、「インデックスファンドのつみたて投資という降伏」「株価暴落で自信を持って買い向かうための投資ストーリーの磨き方」および「個別株長期投資家だからこその出口戦略について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ インデックスファンドつみたて投資は「降伏」の一種

◆ 株式とはリレーのバトンのようなものである

◆ 主力投資先の起業には「投資ストーリー」がある

◆ 株主総会に準備して出席すること

◆ 株主として長期目線で支える「岩盤支持層」

 

あなたも本書を読んで、「株式投資とは何か」を考え、資産形成に向かっていきませんか。

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

https://www.youtube.com/channel/UCIwJA0CZFgYK1BXrJ7fuKMQ

では、今日もハッピーな1日を!【3654日目】