「中年起業に必要なのは、『安全な起業』であり、かつ(たとえ細々とではあっても)持続可能性が極めて高く、死ぬまで楽しく働けるということが肝要である。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、1960年新潟県生まれ、日経BP社にて同社の様々なインターネット事業の企画・開発業務を統括し、「日経ビジネスオンライン」など主要ビジネスメディアをプロデュースした後、2004年にスタイル株式会社を設立して独立起業した竹田茂さんが書いた、こちらの書籍です。
竹田茂『会社をつくれば自由になれるー中年起業という提案』(インプレス)
この本は、自衛手段のひとつとして、「とりあえず自分の会社をつくっておく」という中高年に起業をすすめる目的で刊行されました。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.企業は基本的に学校である
2.起業したほうがいい人、しないほうがいい人
3.勝つのではなく負けない零細企業を目指す
4.「ヒト・モノ・カネ」より、「人間関係・経験・健康」
5.中年起業の財布事情
6.ポスト資本主義時代の起業基準
7.定年起業の場合
この本の冒頭で著者は、労働の基本は「自給自足」であり、現代社会における自給自足とは、とりあえず自分を全ての株式を保有する社長にしてしまうことなのだ、と述べています。
そして、企業は基本的に学校であり、あなたがこれからつくる会社は、いま在籍している会社の価値と合算して評価される、と著者は言います。
また、中年起業では経営者は以下のように考えるのがポイントだ、と指摘しています。
◆ 誘われない人は独立してはいけない
◆ 経営者は人的資本(支援してくれる人)が能力
◆ 経営者はプロデューサーである
◆ 安心な起業はないが、安全な起業はある
◆ 中年起業の「負けない経営」にとって重要なのは、「人間関係・経験・健康」
◆ 遊びと仕事の区別がなくなる
◆ 期待を上回る「予想外」という価値を理解する
◆ AIは仕事を奪わない
さらにこの本の最後では、定年起業についても触れていて、次のポイントを挙げています。
◆ 定年起業は健康にいい
◆ やりたいことに集中するため、いかに手抜きをするかを考える
◆ 毎日出勤するために起業する
◆ 趣味の最大の弱点は「承認」が発生しにくいこと
あなたも本書を読んで、「会社をつくれば自由になれる」ことを学び、中年起業や定年起業に挑戦してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を