「人生の主役は誰か」を考えたとき、心の迷いは消える、と説いている書があります。
本日紹介するのは、マーケティング従事者1,000名からなる日本最大級のマーケティング勉強会「商品開発の会」幹事を務める濱畠太さんが書いた、こちらの書籍です。
濱畠太『ぶれない意見のつくりかた:千利休・自分らしく働くための11作法』(誠文堂新光社)
この本は、400年前に活躍した、茶人という枠に収まりきらない千利休という偉人の「生きざま」を紹介しながら、「自分らしく働くための11作法」を解説した書です。
その中でも特筆すべきは、千利休の次の2つの「姿」です。
1.自らの意思を貫く強さ
2.価値を見定める力
以上の2つの「働く姿勢」をはじめとした利休のエピソードを「現在」というフィルタに通して、132の言葉に細分して本書では解説しています。
利休を語るためには、現代まで受け継がれている「茶道」が織りなす世界観を参考にし、僅かに残る言葉や逸話を引用し、拡大解釈するしかありません。
この本では、著者の濱畠さん自身の経験値を加えた脚色を交えて、感性や働き方を抽出しようとして記されています。
本書は以下の11部構成から成り、計132の言葉として整理されています。
1.洗練されている-自らを極め飾りをそぎ落とす
2.純粋無垢-まっすぐな心で相手の心をさしはかる
3.さりげない心遣い-相手の意識のないところにも気を配る
4.状況を読む-絶妙なタイミングで事を起こす
5.加減を極める-相手との合間、温度差と状況を探る
6.身の丈を知る-力を発揮するためのベースを整える
7.敬意を払う-与えられたもの全てに感謝する
8.見立てを変える-方向も結論も1つとは限らない
9.一期一会に尽くす-出会いも仕事も人生も一回限りとして考える
10.常に表現者である-小さな存在だからこそ恐れずに果敢に仕掛けていく
11.意志を貫く-誰の目でもなく自分に恥じない道を歩く
本書を通して著者の濱畠さんが言いたかったことは、「千利休がつくり上げた世界に、そして生きてきた軌跡の中に、現代の社会人が手に入れるべきものがある」ということです。
あなたも本書を読んで、千利休がつくり上げた世界から、本気で生きるための知恵や、「自分が主役の人生」というものについて、改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を