「本には心を癒す力がある」と提唱して、恋に疲れたとき、ストレスでいらいらしているとき、ルーティーンな日常から抜け出したいとき・・・・など、思い思いの気分に合わせて、読むと心に効いてくる本をセレクトして紹介してくれる女性のためのガイドがあります。
本日紹介するのは、ブック・カウンセラーでライターの三浦天紗子さんが書いた、こちらの書です。
三浦天紗子『ブックセラピー 女性が元気になるためのブックガイド』(アンドリュー・プレス)
この本は、私が普段読んでいるビジネス書のジャンルとはまったく違う分野の本が紹介されているBOOKガイドです。
本書で紹介されている本について、著者の三浦さんは「ここに紹介する本に何かしらの共通項を挙げるとすれば、どれもすべてページから立ち上る強く温かなパワーによって、読む人たちを癒してくれる本だ」と述べています。
本書は以下の3部構成にて、計26冊の本が紹介されています。
1.恋の病の処方箋
2.ストレス解消の処方箋
3.女の一生にまつわる処方箋
ジャンルとしては主に恋愛小説の古典や屈折した泣きの小説など、女性向の本が並んでいます。
その中で私が印象に残った本を以下に紹介しておきます。
ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮文庫)
大切な人との別れに思いを馳せるとき、傷ついた心を快復させてくれる書ということです。心がひたひたと満ちてくる幸福感が味わえる短編集です。
ヘレン・フィールディング『ブリジッド・ジョーンズの日記』(ソニーマガジンズ)
前向きな悩み方を学ぶテキストということで、どう悩めば解決に向かい、どう悩めばドツボにはまるかが実感できます。
中里恒子『時雨の記』(文春文庫)
生涯ただ一度の本物の恋に出会った男女を描いた小説で、主人公は熟年カップル。江藤淳が本書を「男女の仲を書いた小説は数知れないが、恋を描き得た小説は稀である」と賛美しました。
あなたも本書によって現在の自分の心の状態に効く本を探して「処方箋」にしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を